释义 |
文は遣りたし書く手は持たぬふみ【文┊▽書】アクセント ふ↓み 1文字で書きしるしたもの。文書。書物。「様々の―を作りし中にも」〈鴎外・舞姫〉2手紙。書状。「急ぎの―」 「恋―」3学問。特に漢学。「明けがたに―など講じて、とく人々まかで給ふ」〈源・鈴虫〉4漢詩。「―作らせ給ふべき心まうけに、博士なども」〈源・総角〉類語 (1)典籍・古典・本・書物・書籍・図書・書冊・冊子・書巻・書しょ・著作・著書・巻・文献・ブック/(2)手紙・書簡・書信・書状・書面・紙面・信書・私信・私書・書しょ・状・一書・手書・親書・手簡・書札しょさつ・尺牘せきとく・書牘しょとく・雁書がんしょ・雁信がんしん・消息・便り・玉章たまずさ・レター・封書・はがき・絵はがき・郵便文ふみは遣やりたし書かく手ては持もたぬ読み書きのできない者が嘆く言葉。恋文を書きたいが字が書けず、人に頼むわけにもいかない。 |