释义 |
仏造って魂入れず仏になる仏の顔も三度仏の光より金の光仏も昔は凡夫なりほと‐け【仏】アクセント ほとけ○{が} /ほとけ↓{が} 《「ぶつ(仏)」の音変化した「ほと」に、目に見える形の意の「け」の付いた語で、仏の形、仏像が原義かという》1仏語。悟りを得た者。仏陀ぶっだ。特に、釈迦しゃかのこと。「―の慈悲にすがる」2仏像。また、仏の画像。「―を刻む」3死者。また、その霊。「―になる」 「―が浮かばれない」4温厚で慈悲心の深い人をたとえていう語。5仏法。「―の御験みしるしはかやうにこそと」〈栄花・初花〉6仏事を営むこと。「明後日あさて、―にいと善き日なり」〈栄花・本の雫〉下接語 (ぼとけ)新あら仏・生き仏・石仏・板仏・懸け仏・木仏・外法げほう仏・骨こつ仏・小仏・新しん仏・杉仏・摺すり仏・立ち仏・土仏・流れ仏・撫なで仏・新にい仏・濡ぬれ仏・寝仏・喉のど仏・野仏・星仏・守り仏・無縁仏・雪仏・笑い仏類語 新仏仏ほとけ造つくって魂たましい入いれず物事をほとんど仕上げながら、肝心な最後の仕上げが抜け落ちていることのたとえ。仏造って眼まなこを入れず。仏ほとけにな・る《仏は死者の意》死ぬ。類語 死ぬ・亡くなる・死する・没する・果てる・眠る・瞑めいする・逝ゆく・斃たおれる・事切れる・身罷みまかる・先立つ・旅立つ・死去する・死亡する・死没する・物故する・絶命する・絶息する・永眠する・瞑目めいもくする・逝去せいきょする・長逝ちょうせいする・永逝えいせいする・他界する・昇天する・往生おうじょうする・落命する・急逝きゅうせいする・急死する・頓死とんしする・横死する・憤死する・夭折ようせつする・夭逝ようせいする・息を引き取る・冷たくなる・敢あえなくなる・世を去る・帰らぬ人となる・不帰の客となる・死出の旅に出る・亡き数に入る・鬼籍に入る・幽明境さかいを異ことにする・黄泉こうせんの客となる・命を落とす・人死に・物化・罷まかる・くたばる・絶え入る・消え入る・はかなくなる・絶え果てる・空しくなる・朽ち果てる・失命・夭死・臨終・ぽっくり・ころり・突然死・即死仏ほとけの顔かおも三度さんどアクセント ほとけのかおもさ↓んど 《いかに温和な仏でも、顔を三度もなでられると腹を立てるの意から》どんなに慈悲深い人でも、無法なことをたびたびされると怒ること。仏ほとけの光ひかりより金かねの光ひかり仏のありがたさよりも金銭の威力のほうが強い。人の心が金銭に引かれがちであることのたとえ。類語 地獄の沙汰さたも金次第・阿弥陀あみだも銭ぜにほど光る・金が物を言う仏ほとけも昔むかしは凡夫ぼんぷなり仏ももとはごく普通の人間であったのだから、修行を積めばだれでも仏となることができるということ。 |