释义 |
[一]〘名〙[二]〘名・形動〙骨が折れる骨が舎利になっても骨と皮骨に刻む骨に沁みる骨に徹する骨になる骨の髄まで骨までしゃぶる骨を埋める骨を惜しむ骨を折る骨を刺す骨を抜く骨を盗む骨を拾うほね【骨】アクセント ほね↓{が} /【複】~ぼね○一〘名〙1脊椎動物の内骨格を構成する構造物。膠質こうしつおよび石灰質を成分とし、骨組織・骨髄・軟骨組織・骨膜からなり、体の支持・運動や内臓の保護、骨髄での血球生成などの働きをする。ふつうは硬骨をさし、膠質だけのものを軟骨という。こつ。2建造物・器物などの形体を形づくって全体を支える材料。「傘の―」 「障子の―」3組織や物事などの中心となるもの。また、人。中核。核心。「会の―になる人」4何事にも屈しない強い気力。気骨。「―のある人」5遺骨。また、死ぬこと。二〘名・形動〙困難であること。骨が折れること。また、そのさま。「最後まで読むのはなかなか―だ」下接語 馬の骨・河こう骨・塗り骨・一ひと骨(ぼね)肋あばら骨・鰓えら骨・大骨・親骨・貝殻骨・傘骨・蕪かぶら骨・気骨・首骨・腰骨・子骨・小骨・根性骨・繁しげ骨・筋骨・背骨・土性どしょう骨・喉のど骨・膝ひざ骨・平ひら骨・頰ほお骨・無駄骨・屋台骨類語 骨格・骨組み・骨子・大枠・あらまし・大筋・大要・枠組み・アウトライン・フレーム・大局・大綱・目安骨ほねが折お・れる労力がいる。困難である。「内容を理解するのに―・れる」骨ほねが舎利しゃりになってもたとえ死んでも。どんな苦労があっても。「―、うぬらに夫人を渡さうかいやい」〈伎・商往来〉骨ほねと皮かわアクセント ほね↓とかわ↓{が} ひどくやせているさまをいう。「大病して―になる」骨ほねに刻きざ・む深く心にとどめて決して忘れない。肝に銘じる。「父の教訓を―・む」骨ほねに沁し・みる骨までしみるほど強く感じる。骨身に沁みる。「―・みる寒さ」 「親切が―・みる」骨ほねに徹てっ・する「骨に沁しみる」に同じ。骨ほねにな・る死んで遺骨になる。死ぬ。「―・って故国に帰る」骨ほねの髄ずいまでアクセント ほねのず↓いまで からだの最も中心のところまで。徹底して。「―性根が腐っている」骨ほねまでしゃぶ・る欲を満たすために、相手から徹底的に引き出す。「悪徳高利貸しに―・られる」骨ほねを埋うず・めるそこで一生を終える。また、ある事に一生をささげる。「―・める覚悟で赴任する」骨ほねを惜おし・む労苦を嫌って怠ける。骨を盗む。「―・まず働く」骨ほねを折お・る苦労する。力を尽くす。また、いとわないで人の世話をする。「友人の再就職に―・る」類語 専心・打ち込む・専念・没頭・没入・傾注・没我・熱中・夢中・熱心・鋭意・無我夢中・背水の陣・緊褌きんこん一番・凝る・耽る・浸る・骨折る・根を詰める・目の色を変える・心血を注ぐ・手を尽くす・身を投ずる・身を挺する・体を張る・明け暮れる骨ほねを刺さ・す寒さや痛さを強く感じる。「―・す寒気」骨ほねを抜ぬ・く性根しょうねをなくさせる。「女に―・かれて言いなりになる」骨ほねを盗ぬす・む1「骨を惜しむ」に同じ。2ひとの苦労を無にする。「いづれもの骨も盗まず、酒手ほどはおませう」〈浄・浦島年代記〉骨ほねを拾ひろ・う1遺骨を拾い収める。「戦友の―・う」2死後のめんどうをみる。転じて、他人の後始末をする。「―・ってやるから思い切ってやってみろ」 |