释义 |
枕浮く枕が上がらない枕片去る枕定む枕と枕く枕に就く枕枕く枕結ぶ枕を重ねる枕を交わす枕を攲てる枕を高くする枕を並べる枕を濡らす枕を振る枕を割るまくら【枕】アクセント ま↓くら 1寝るときに頭をのせる寝具。「―が変わると眠れない」 「氷―」 「ひざ―」2寝ている頭の方。また、頭のある方角。「東を―に寝る」3寝ること。宿ること。「旅―」4長い物を横たえるとき、下に置いてその支えとするもの。「―木」5物事のたね。よりどころ。「歌―」6話の前置き。落語などで、本題に入る前の短い話。「時局風刺を―に振る」7地歌・箏曲そうきょくで、手事てごとの導入部分。また、義太夫節で、一段の導入部分。下接語 垜あずち枕・石枕・初うい枕・歌枕・腕枕・帯枕・籠かご枕・楫かじ枕・仮枕・北枕・木枕・伽羅きゃらの枕・空気枕・括くくり枕・草枕・香枕・氷枕・小枕・袖そで枕・高枕・蛸たこの枕・旅枕・手た枕・手て枕・長枕・波枕・新にい枕・箱枕・箸はし枕・初はつ枕・膝ひざ枕・肘ひじ枕・船底枕・坊主枕・水枕・夢枕類語 (1)寝具・夜具・夜着・布団・マットレス・タオルケット・毛布・包布・敷布・シーツ/(6)冒頭・文頭・書き出し枕まくら浮う・く涙で枕が浮く。枕が浮くほどに、寝ながらひどく泣く。「涙落つとも覚えぬに、―・くばかりになりにけり」〈源・須磨〉枕まくらが上あがら◦ない病気が治らず床から起き上がれない。「倒れてから半年たっても―◦ない」枕まくら片去かたさ・る枕を床の片側に寄せて寝る。また、枕の片側をあけて寝る。上代、夫や恋人を待って一人で寝るようすをいう。「ここだくに思ひけめかもしきたへの―・る夢に見え来し」〈万・六三三〉枕まくら定さだ・む1寝るときに、頭にする方向を定める。枕の向きによって恋人の夢が見られるとされた。「夕さればわが身のみこそ悲しけれいづれの方に―・めむ」〈後撰・恋三〉2男女が一緒に寝る。共寝する。「思ひのままに―・めて語らんものを」〈浮・五人女・三〉3遊里で、相手の女性を定める。「それに―・めんといふを聞きて」〈浮・一代男・五〉枕まくらと枕ま・く枕にして寝る。「沖つ波来寄する荒磯ありそをしきたへの―・きて寝なせる君かも」〈万・二二二〉枕まくらに就つ・く床に就く。寝る。「安堵して既に―・かんとする頃」〈染崎延房・近世紀聞〉枕まくら枕ま・く枕として寝る。「道の後しり古波陀嬢子こはだをとめを神の如ごと聞こえしかども相―・く」〈記・中・歌謡〉枕まくら結むす・ぶ草を結んで枕にする。旅寝する。「行末はいまいくよとか磐代いはしろの岡のかやねに―・ばむ」〈新古今・羇旅〉枕まくらを重かさ・ねる男女がたびたび一緒に寝る。情交を重ねる。「人目を忍んで―・ねる」枕まくらを交かわ・す男女が共に寝る。「―・した仲」類語 性交・交合・情交・セックス・ファック・エッチ・交接・交尾・性行為・房事・同衾・共寝・夜伽・性交渉・性生活・夫婦生活・合歓・関係・寝る・抱く・夜の営み枕まくらを攲そばだ・てる枕から頭を上げ、耳を澄まして聞く。「隣室のひそひそ話に―・てる」枕まくらを高たかく◦する《「戦国策」魏策から》安心して寝る。また、安心して暮らす。「資金繰りがついてようやく―◦して眠れる」類語 眠り・寝・睡眠・ねんね・快眠・寝る・安眠・就眠・睡臥すいが・熟睡・熟眠・昏睡こんすい・居眠り・爆睡・惰眠・嗜眠・夢寐・一睡・不眠・白河夜船・寝溜め・寝つきが悪い・寝苦しい枕まくらを並なら・べる1並んで寝る。「親子三人―・べる」2大勢の人がそろって同じことをする。特に、同じ場所で倒れる。「―・べて落選する」枕まくらを濡ぬら・すつらさや悲しさのあまり寝床の中で涙を流す。「失恋に―・す」枕まくらを振ふ・る落語などで、本題に入る前に短い話をする。枕まくらを割わ・る苦心する。考え悩む。「異病をわずらひ、医者に―・らすことなり」〈浮・娘気質・二〉 |