释义 |
まつかぜ【松風】アクセント まつ↓かぜ 一謡曲。三番目物。観阿弥作、世阿弥改作。古今集などに取材。昔、在原行平に恋をした須磨の海女あまの姉妹、松風と村雨の霊が現れ、思い出を語って狂おしく舞う。二箏曲そうきょく。山田流。初世中能島松声・3三世山木大賀が明治初年ごろ作曲。宇和島の伊達家から島原の松平家へ嫁した姫君が、夫に死別後、思い出を箏歌ことうたにしたもの。三源氏物語第1一8八巻の巻名。光源氏3三1一歳。明石の上が上洛、源氏は明石の上を訪問し、紫の上がそれを嫉妬しっとすることなどを描く。四俳人・小説家の石塚友二による短編小説。自身の結婚生活を題材とする。昭和1一7七年(1一9九4四2二)、雑誌「文学界」2二月号に発表、芥川賞候補作となる。第9九回池谷信三郎賞を受賞。 源氏物語・松風の一場面/画・尾形月耕 国立国会図書館蔵 |