释义 |
儘にならぬが浮世の常まま【×儘┊▽随┊▽任】アクセント まま↓{が} 《「まにま」の音変化》多く連体修飾語を受けて形式名詞的に用いられる。1その状態に変化のないこと。それと同じ状態。「昔の―」 「現状の―」 「立った―の姿勢」2(多く「ままになる」の形で用いる)思い通りの状態。自由。「意の―になる」 「こう物価高だと買物も―にならない」3成り行きにまかせること。古くは「…ともままよ」 「…とままよ」などの形で用いられることが多い。「成すが―」「ナンデアロウトモ―ヨ」〈天草本伊曽保・狼と羊の譬〉4(ふつう文字のかたわらに「ママ」と書く)論文・写本・校正などで、引用した原文・底本のとおりであることを示す語。→い(意)のまま →ままならぬ →ままに →ままよ下接語 有りの儘・思いの儘・思う儘・着の身着の儘・気儘・心の儘・この儘・自儘・その儘・身儘・我が儘儘ままにならぬが浮世うきよの常つね何事も思いどおりにならないのがこの世の常である。類語 花は折りたし梢こずえは高し・騅すい逝ゆかず |