释义 |
まら・する〘動サ下二・サ変〙《「まいらす」の連体形「まいらする」の音変化。連用形に「まらし」の形も現われ、サ行変格活用としても用いられ、終止形も「まらする」が普通となった》1「やる」の意の謙譲語。差し上げる。「この金を―・せん」〈蒙求抄・八〉2(補助動詞)動詞の連用形に付く。㋐謙譲の意を表す。お…いたす。…もうしあげる。「ともかくも頼み―・する」〈虎明狂・犬山伏〉㋑丁寧の意を表す。…ます。「ソレガシモ子供ヲ引キ具シテヤガテ参リ―・セウズル」〈天草本平家・二〉補説 古くは下二段型、のち連用形「まらし」が生じ、サ変型の活用に移った。中世後期以降、1の用法はみられなくなり、意味も近世以降、2㋑がもっぱらとなる。また、2の用法は「まっする」から「まする」 「ます」となり、現代語の「ます」につながる。2を助動詞とする説もある。 |