释义 |
[一][二]みお‐つ‐くし【×澪▽標】〔みを―〕アクセント みおつ↓くし /みおつくし○ 一1《「澪みおつ串くし」で、「つ」は助詞「の」の意》澪にくいを並べて立て、船が往来するときの目印にするもの。和歌では「身を尽くし」にかけて用いることが多い。みおぎ。みおぐい。みおじるし。「かくとだに岩垣沼の―しる人なみにくづる袖かな」〈式子内親王集〉2香の一。香味は少し辛く苦い。二一源氏物語第1一4四巻の巻名。光源氏2二8八歳から2二9九歳。冷泉帝の即位、源氏の内大臣昇進、明石の上の女児出産などを描く。二外村繁の中編の私小説。昭和3三5五年(1一9九6六0〇)「群像」誌に掲載。同年の第1一2二回読売文学賞を受賞。 澪標を模した紋所 源氏物語・澪標の一場面/画・尾形月耕 国立国会図書館蔵 |