释义 |
[一]〘名〙[二]〘代〙み‐こと【▽尊┊▽命】アクセント みこと○ 《御言みことを発するお方の意から。また、「御事」の意とも》一〘名〙上代、神や人の呼び名の下につけた敬称。「…のみこと」の形で使う。「小碓おうすの―」「恨めしき妹いもの―の」〈万・七九四〉二〘代〙二人称の人代名詞。㋐相手を敬っていう語。あなた。「―勝ちたらば国を分かちて知らしめん」〈今昔・一六・一八〉㋑相手を軽く見ていう語。おまえ。「そもそも、―、なすべき官物、その員かずあり」〈今昔・二〇・三六〉補説 古事記の表記では「命」に統一、日本書紀では、至って尊いお方には「尊」、それ以外には「命」と使い分けている。 |