释义 |
道が開ける道狭し道閉ず道ならぬ道の傍の碑の文道は小成に隠れ言は栄華に隠る道も狭に道を得る者は助け多く道を失う者は助け寡し道を聞くこと百にして己に若く者莫しと為す道を切る道を付ける道を以て欲を制すれば則ち楽しみて乱れずみ‐ち【道┊▽路┊▽途┊▽径】アクセント みち○ /【複】~↓みち《「御み路ち」の意》1人・車・船などが、往来するように整備された所。通路。道路。また、航路。「―を横切る」 「―が混む」 「船の通う―」2目的の場所に至る経路や、その途中。途上。「帰る―で土産を買う」 「駅へ行く―で知人に会う」 「―に迷う」3目的地までの距離。道程。行程。「町までは約二キロの―」 「遠い―」4ある目的や結果に行きつく道すじ。「合格への―」 「世界平和への―」 「我が―を行く」5物の道理。ことわり。また、人として踏まなければならないとされる行動の筋道。道徳。「―をあやまる」 「人の―に背く」 「―ならぬ恋」6神仏の教え。特に、儒教・仏教などの教義。「法のりの―」 「仏の―を説く」7芸術・技芸などのそれぞれの分野。また、その精神真髄。「茶の―をきわめる」8ある特定の分野。専門の方面。「その―の大家」 「この―一筋」9事を行うためにとるべき筋道。手だて。方法。手段。「救う―がない」補説 作品名別項。→道下接句 鼬いたちの道・限りある道・荊棘けいきょくの道・敷島の道・善を責むるは朋友ほうゆうの道なり・終ついの道・武士もののふの道類語 (1)通り・往来・道路・車道・街路・舗道ほどう・街道・往還・通路・路上・路面・ロード・ルート/(3)道のり・道程・行程・旅程/(5)道徳・倫理・道義・徳義・人倫・人道・世道・公道・公徳・正義・規範・大義・仁義・徳・モラル・モラリティー道みちが開ひら・ける進路ができる。解決の方法が見つかる。「外国人の就労に―・ける」道みち狭せば・し道が狭くて通りにくい。転じて、生きにくい。身の置き所がない。「判官都を遠近をちこちの、―・くならぬその先に、西国のかたへと志し」〈謡・船弁慶〉道みち閉と・ず行き来ができなくなる。「すべて―・ぢて、政まつりごとも絶えてなむ侍る」〈源・明石〉道みちならぬ道徳・道理にはずれている。「―恋」道みちの傍かたわらの碑ひの文ぶん《後漢の孝女、曹娥そうがについて記した碑文が名文であったという故事から》すばらしい文章。名文。道みちは小成しょうせいに隠かくれ言げんは栄華えいがに隠かくる《「荘子」斉物論から》生かじりの知識を振り回すから道の真理が隠れてわからなくなり、むやみに言葉を飾りたてるからその論旨が紛らわしくなる。道みちも狭せに道も狭くなるほどに。道いっぱいに。→狭せ「吹く風をなこその関と思へども―散る山桜かな」〈千載・春下〉道みちを得うる者ものは助たすけ多おおく道みちを失うしなう者ものは助たすけ寡すくなし《「孟子」公孫丑下から》徳を体得した人は、自然に人民の協力も得られるが、道にそむいた人は援助協力も少なく、人心が離反する。道みちを聞きくこと百ひゃくにして己おのれに若しく者もの莫なしと為なす《「荘子」秋水から》道をわずか百ばかり聞いただけで、天下に自分以上の者はないと思い上がる。うぬぼれのはなはだしいことのたとえ。類語 増上慢・野狐禅やこぜん・唯我独尊・夜郎自大・遼東の豕いのこ・雪駄の土用干し・天狗てんぐになる道みちを切き・る人との関係を断つ。また、途中でさえぎる。道みちを付つ・ける1通行できる道をこしらえる。「林の中に―・ける」2ある方面に進む糸口をつくる。「国交回復の―・ける」類語 端緒・糸口・緒・端・はじめ・始まり・起こり・元もと・発端ほったん・濫觴らんしょう・嚆矢こうし・権輿けんよ・起源・根源・源・源流・本元・物種・温床・源泉・とば口・取っ掛かり・手掛かり・足掛かり道みちを以もって欲よくを制せいすれば則すなわち楽たのしみて乱みだれず《「礼記」楽記から》自分の欲望を道徳に照らして抑制すれば、安らかな心で迷うこともない。 |