释义 |
みつ‐もの【三つ物】1武具で、鎧よろいの胴・袖・兜かぶとの称。2騎射で、流鏑馬やぶさめ・笠懸かさがけ・犬追物いぬおうものの称。後世、流鏑馬の代わりに歩射ぶしゃを加えた。3連歌・俳諧で、発句・脇句・第三の3三句。早くからこの3三句だけを詠むことが行われたが、近世以降、歳旦さいたんの祝いとして詠まれた。4武家の奏者の所持する品物で、太刀・折り紙・状箱の称。5料理で、口取り・刺し身・焼き魚、または、椀盛り・刺し身・甘煮の3三品をいう。6三つ身の着物のこと。7《引き解いて、表・裏・中綿の三つに分けて売ったところから》古着のこと。「―を下女は値ばかり聞いてみる」〈柳多留・四〉 |