释义 |
物言う花物言えば唇寒し秋の風物言わぬ花もの‐い・う【物言う】〔―いふ〕〘動ワ五(ハ四)〙1言葉を口に出す。話す。「―・うのさえおっくうだ」2よい結果を生むのに効果がある。「金が―・う世の中」3気のきいたことを言う。「この言葉何とにはなけれども、―・ふやうにぞ聞こえたる」〈土佐〉4男女がねんごろになる。「昔、―・ひける女に」〈伊勢・三二〉類語 話す・語る・しゃべる・口を利く・伝える・告げる・言う・述べる・物語る・打ち明ける・明かす・説明する・述懐する・告白する・口外こうがいする・他言たごんする・言い出す・発言する・口に出す・口にする・吐く・漏らす・口走る・抜かす・ほざく・うそぶく・しゃべくる・言い掛ける・言い始める・言い止さす・話し込む・話しかける・口に上る・口の端に掛かる・口を開く・口を切る・おっしゃる・仰せられる・宣のたまう・申し上げる・申し述べる・申す・言上ごんじょうする物もの言いう花はな《物の意味を解し、話をする花の意》美人。美女。解語かいごの花。「飛鳥山に―を見る書生の運動会」〈逍遥・当世書生気質〉物もの言いえば唇くちびる寒さむし秋あきの風かぜ《芭蕉の句から》人の短所を言ったあとは、後味が悪く、寂しい気持ちがする。転じて、何事につけても余計なことを言うと、災いを招くということ。物もの言いわぬ花はな美人を「物言う花」というのに対して、草木の花。「―もをかしからず」〈浮・曲三味線・一〉 |