释义 |
闇の夜の錦やみ‐の‐よ【闇の夜】1「やみよ」に同じ。2「闇の夜の錦」の略。「この御使なくは、―にてこそくれぬべかりけれ」〈源・澪標〉3《闇の夜はあとさきのわからないところから》ひょうたんの上下同形のもの。根付などに珍重された。闇の夜の瓢箪ひょうたん。「―になりぞこなひの瓢箪」〈浮・好色盛衰記〉闇やみの夜よの錦にしき暗い闇夜には美しい錦を着ても人には見えない。むだなこと、無意味なことのたとえ。夜の錦。闇の錦。闇夜の錦。類語 屋上屋おくを架す・屋下に屋を架す・月夜に提灯ちょうちん・汽車の後押し・網の目に風とまらず・籠で水を汲む・泥田を棒で打つ・竹藪に矢を射るよう・死に馬に鍼はり・氷に鏤ちりばむ・泥裡でいりに土塊どかいを洗う・権兵衛が種蒔きゃ烏からすがほじくる・骨折り損の草臥くたびれ儲もうけ・馬耳東風・馬の耳に風・馬の耳に念仏・犬に論語・牛に経文・牛に対して琴ことを弾ず・兎に祭文・糠ぬかに釘・豆腐に鎹かすがい・暖簾のれんに腕押し・石に灸きゅう・石に針・沢庵たくあんのおもしに茶袋 |