释义 |
雪と墨雪に白鷺雪は豊年の瑞雪やこんこ雪を欺く雪を回らすゆき【雪】アクセント ゆき↓{が} /【複】~↓ゆき1雲の中で水蒸気が昇華し、成長した氷の結晶となって降ってくる白いもの。また、それが降り積もったもの。結晶は六方対称形が多いが、気温や水蒸気の量により形はいろいろ変わる。 季冬 「宿かさぬ灯影ほかげや―の家つづき/蕪村」2白いものをたとえていう。→雪の肌3特に、白髪にたとえていう。「頭かしらに―を戴いただく」4芝居などで、雪に見立てて降らせる白紙の小片。5紋所の名。1の結晶を図案化したもの。6《「鱈たら」の字の旁つくりから》タラをいう女房詞。7カブ、また、ダイコンをいう女房詞。類語 雨・霙みぞれ・氷雨・霰あられ・雹ひょう・白雪はくせつ・白雪しらゆき・ダイヤモンドダスト・淡雪・綿雪・牡丹雪・粉雪・細雪・締まり雪・ざらめ雪・小雪・風花・大雪・豪雪・どか雪・吹雪・吹雪く・地吹雪・雪嵐・暴風雪・ブリザード・雪煙・初雪・新雪・積雪・根雪・万年雪・深雪しんせつ・深雪みゆき・残雪・春雪 雪の紋所の一つ「山雪」 雪の紋所の一つ「山谷雪」 雪の結晶/撮影・おくやまひさし雪ゆきと墨すみ物事の正反対であること。また、違いのはなはだしいことのたとえ。雪ゆきに白鷺しらさぎ見分けがつかないこと、また、目立たないことのたとえ。闇夜に烏。雪ゆきは豊年ほうねんの瑞しるし雪が多く降るのは豊年の前兆であること。補説 万葉集・三九二五に「新あらたしき年の初めに豊の年しるすとならし雪の降れるは」とある。雪ゆきやこんこ《「こんこ」は「来ん来」で、雪よもっと降れ降れの意》雪が降るとき、子供が喜び、はやしていう言葉。雪やこんこん。「―、あられやこんこ」雪ゆきを欺あざむ・く白さが雪にも負けないほどである。非常に白いことにいう。「―・く肌」類語 白い・白白しろじろ・白白しらじら・白っぽい・真っ白い・真っ白け・真っ白・生白い・仄白い・雪白ゆきじろ・雪白せっぱく・皚皚がいがい・真白い・純白・白色・白妙しろたえ・乳色・乳白色・ミルク色・灰白色・象牙色・ホワイト・オフホワイト・アイボリー・蒼白そうはく・白白しい・白皙はくせき・色白・白面・白地しらじ・白地しろじ雪ゆきを回めぐら・す《「回雪かいせつ」を訓読みにしたもの》風が雪を吹き回す。転じて、舞衣の袖を翻して舞う。美しい舞の形容。「舞へる身は―・して」〈菅家文草〉 |