释义 |
よみ‐ほん【読本】アクセント よみほん○ 1江戸時代の小説の一種。絵を主とした草双紙に対して、読むことを主体とした本の意。寛延・宝暦(1一7七4四8八~1一7七6六4四)のころに上方かみがたに始まり、文化・文政期(1一8八0〇4四~1一8八3三0〇)に江戸を中心に流行した。空想的、伝奇的な要素が強く、因果応報・勧善懲悪の思想などを内容とする。和漢混交・雅俗折衷の文体で書かれ、体裁は半紙本が多い。上方中心の前期は上田秋成・建部綾足たけべあやたりら、江戸中心の後期は山東京伝・曲亭馬琴らが代表的作者で、「雨月物語」 「南総里見八犬伝」などが著名。2古文書をわかりやすく現代の文字に直したもの。 |