释义 |
因って来たる由らしむべし知らしむべからずよ・る【因る┊▽拠る┊▽由る┊▽依る】アクセント よる○ 〘動ラ五(四)〙《「寄る」と同語源》1(因る・由る)それを原因とする。起因する。「濃霧に―・る欠航」 「成功は市民の協力に―・る」2(依る)物事の性質や内容などに関係する。応じる。従う。「時と場合に―・る」 「人に―・って感想が違う」 「成功は努力いかんに―・る」3(依る)動作の主体をだれと指し示す。「市民楽団に―・る演奏」4(依る)それと限る。「だれに―・らず文句を言う」 「何事に―・らず好き嫌いが多い」5(依る)手段とする。「機械に―・る生産」 「挙手に―・る採決」6(依る)頼る。依存する。「信仰に―・って生きる」 「年金に―・って生計を立てる」7(拠る)根拠とする。「実験に―・る結論」 「天気予報に―・ると大雨らしい」8(拠る)よりどころとする。のっとる。「法律の定めるところに―・る」9(拠る)根拠地とする。たてこもる。「城塞に―・って戦う」可能 よれる類語 (1)基づく・由来する・因由する・原因する・起因する・根差す・もと・種たね・起こり・きっかけ・因いん・素因・真因・要因・一因・導因・誘因・理由・事由じゆう・訳わけ・近因・遠因・せい・発する・いわれ・由緒・来歴・故事・縁起・歴史・沿革・変遷・道程・歴程・足跡そくせき・歩み・年輪・因縁・来由・成り立ち・ルーツ・始まる/(7)(8)基づく・従う・則のっとる・準ずる・準拠する・依拠する・立脚する・則する・憑依ひょういする・徴する・服する・応ずる因よって来きたるもととなる。原因となる。「その事件の―ところを具体的に説明する」由よらしむべし知しらしむべからず《「論語」泰伯から》人民を為政者の施政に従わせることはできるが、その道理を理解させることはむずかしい。転じて、為政者は人民を施政に従わせればよいのであり、その道理を人民にわからせる必要はない。 |