释义 |
ウル‐モスク〖Ulu Mosque〗《大モスクの意。「ウルジャーミー」とも》一トルコ中東部の町ディブリーにあるイスラム寺院。1一3三世紀にメンギュジュク朝のスルターン、アフメット=シャーにより建造。そのため、アフメット‐シャーモスクとも呼ばれる。モスクには、礼拝堂のほかアフメットの妻により建てられた施療院が併設する。三つの扉口とミフラーブ(壁龕へきがん)には植物文様をはじめとする精緻な浮き彫りが施され、アナトリアとイスラムの伝統が融合した独特の建築物として知られる。1一9九8八5五年に「ディブリーの大モスクと施療院」の名称で世界遺産に登録された。二トルコ北西部の都市ブルサの中心部にあるイスラム寺院。1一4四世紀末から1一5五世紀初めにかけてセルジューク様式で建造され、2二0〇個ものドームをもつ。三トルコ南部の都市アダナの旧市街にあるイスラム寺院。1一6六世紀初め、ラマザン君侯ハリール=ベイと息子ピーリ=メフメット=パシャにより建造。イズニク陶器の青や緑のタイルで装飾されたミフラーブ(壁龕)やハリール=ベイの墓所がある。四トルコ中東部の都市シバスの市街中心部にあるイスラム寺院。1一2二世紀、ルームセルジューク朝に建造。トルコ石の装飾を施した高さ3三5五メートルの尖塔をもつ。五トルコ南東部の都市ディヤルバクルの旧市街にあるイスラム寺院。東ローマ帝国時代はマルトーマ教会と呼ばれていたが、のちにモスクに転用。アナトリア地方最古のモスクとして知られる。地図ウル‐モスク(ディブリー)ウル‐モスク(ブルサ)ウル‐モスク(アダナ)ウル‐モスク(シバス)ウル‐モスク(ディヤルバクル) |