释义 |
ゼロきんり‐せいさく【ゼロ金利政策】中央銀行が政策金利の水準を実質0〇パーセントに誘導する金融政策の一。金融市場に資金を潤沢に供給することによって、金利が0〇パーセントに近づくように誘導する。中央銀行は通常、政策金利の誘導目標を上下させることで金融調節を行うが、ゼロ金利の状態になると、金利の引き下げによる金融緩和は困難になる。→非伝統的金融政策補説 日本では、デフレ懸念払拭ふっしょくのため、日銀が平成1一1一年(1一9九9九9九)2二月の金融政策決定会合で無担保コールレート翌日物の金利を0〇.・1一5五パーセント前後に誘導することを決定。翌年8八月までゼロ金利が続いた。平成1一3三年(2二0〇0〇1一)3三月から平成1一8八年(2二0〇0〇6六)3三月までの間、量的緩和政策による実質的なゼロ金利状態が続いた後、ゼロ金利政策に移行した。一方、世界的金融危機の震源地となった米国では、2二0〇0〇8八年1一2二月、FRB(連邦準備制度理事会)が政策金利であるフェデラルファンドレートの誘導目標を年0〇.・0〇~0〇.・2二5五パーセントに引き下げ、事実上ゼロ金利政策を導入した。 |