释义 |
ローマ‐ていこく【ローマ帝国】西洋古代最大の帝国。前8八世紀ごろ、ラテン人がテベレ川下流域に建てた都市国家に始まり、王政、のち共和政(前5五0〇9九~前2二7七)を経て、前2二7七年、内乱を収拾したオクタビアヌスの即位により帝政に移行。最盛期の五賢帝時代(9九6六~1一8八0〇)その版図は最大となり、東は小アジア、西はイベリア半島、南はアフリカの地中海沿岸、北はブリテン島に及ぶ大帝国となった。2二世紀末から衰退し、3三9九5五年東西に分裂。東ローマ帝国は1一4四5五3三年まで続くが、西ローマ帝国は4四7七6六年、オドアケルに滅ぼされた。学術・芸術ではギリシャの模倣の域を出なかったが、法制・軍事・土木面にすぐれ、後世に大きな影響を与えた。補説 帝政開始から西ローマ帝国の滅亡までを古代ローマ帝国、それ以降を中世ローマ帝国とも称する。 |