释义 |
中通島長崎県南松浦郡新上五島町、五島列島最北に位置する島。佐世保市の西方約55キロメートルに位置し、島北端は津和崎瀬戸を挟んで平戸諸島の野崎島に向かい合う。面積は約168.41平方キロメートルで、五島列島では福江島に次ぐ大きさ。東の頭ヶ島、南西の和松島とは橋で結ばれる。島の形は十字型に近い。リアス式海岸の湾ではハマチなどの養殖漁業が盛ん。古くは遣唐使船の寄港地。江戸時代には弾圧を逃れたキリシタンが多く移り住んだ。現在も島民の25パーセントほどがカトリック教徒で島内に20以上の教会がある。このほか明治以降も独自の信仰を守り続ける隠れキリシタンも存在する。鉄川与助設計による青砂ヶ浦天主堂は国の重要文化財。中ノ浦教会は水辺に映る姿が美しい。島南部の奈良尾神社境内にあるアコウは国の天然記念物。 |