释义 |
跡訪う跡を追う跡を隠す跡を暗ます跡を絶つ跡を絶ゆ跡を垂る跡を継ぐ跡をつける跡を弔う跡を濁す跡を踏む跡を守るあと【跡┊痕┊×迹┊×址】アクセント あ↓と 《「足あ所と」の意》1何かが通っていったしるし。「靴の―」 「船の通った―」 「頰ほおを伝う涙の―」 「犯人の―を追う」2(傷には多く「痕」と書く)以前に何かが行われたしるし。痕跡。形跡。「消しゴムで消した―」 「手術の―」 「苦心の―が見受けられる」 「水茎みずくきの―」3(建築物には多く「址」と書く)以前に何かが存在したしるし。「太古の海の―」 「寺院の―」4家の跡目。家督。「父の―を継ぐ」5先人の手本。先例。「古人の―にならう」6足のあたり。足もと。「太神宮の御方を、御―にせさせ給ふこと、いかが」〈徒然・一三三〉下接語 足跡・雨跡・家跡・窯かま跡・刈り跡・傷痕・靴跡・城跡・剃そり跡・爪痕つめあと・鳥の跡・波跡・食はみ跡・人跡・筆の跡・船ふな跡・水茎の跡・焼け跡類語 痕跡・形跡・跡形/(4)跡目・跡式・家督跡あと訪と・う1行方をたずねる。「浜千鳥のほかは―・ふものもなかりけり」〈平家・三〉2死後を弔う。「おのづからのこりて、―・ふ人もさすがあるらめど」〈右京大夫集・詞書〉跡あとを追お・う1追いかけていく。2関係の深かった人の死に続いて死ぬ。また、亡くなった人を慕って自らも命を絶つ。「愛する人の―・う」3先人の手本に従う。「師の―・う」補説 「後を追う」とも書く。類語 付け回す・追い回す・尾行・跡をつける・追尾・追跡・追う・追いかける・追い詰める・追いつく・追い越す・追い抜く・追い上げる・追い込む・深追い・急追・猛追跡あとを隠かく・す1行方が知れないようにする。「―・す師の行き方や暮れの秋」〈蕪村句集〉2死骸を葬る。「我空しくなるならば、…御僧に刀脇差し参らせて、―・せ」〈仮・竹斎・下〉跡あとを暗くらま・す逃げた先がわからないようにする。行方をくらます。「忽然こつぜんと―・す」跡あとを絶た・つある事がすっかり起こらなくなる。絶えてしまう。「その種の事故は―・った」 「訪れる人が―・たない」跡あとを絶た・ゆ1世間をのがれる。姿を隠す。「深き山に―・えたる人だにも」〈源・澪標〉2人の行き来や便りがとだえる。「雪深みみ山の道は晴れずともなほふみかよへあとたえずして」〈源・薄雲〉跡あとを垂た・る1《「垂迹すいじゃく」を訓読みにした語》仏や菩薩ぼさつが衆生しゅじょうを救うため、仮に神の姿になって現れる。「南には八幡大菩薩、男山に―・れ」〈保元・上〉2模範を示す。また、模範とする。「弥陀次郎が跡垂れて発心もならざれば」〈浮・永代蔵・五〉跡あとを継つ・ぐ先代から、その身分・地位・役職などを受け継ぐ。「父の―・ぐ」跡あとをつ・ける1痕跡こんせきをとどめる。跡を残す。2人・車などのあとを悟られないようについて行く。尾行する。「怪しい人物の―・ける」類語 付け回す・追い回す・尾行・跡を追う・追尾・追跡・追う・追いかける・追い詰める・追いつく・追い越す・追い抜く・追い上げる・追い込む・深追い・急追・猛追跡あとを弔とむら・う何らかの因縁のある人の死後の供養をする。補説 「後を弔う」とも書く。跡あとを濁にご・す立ち去ったあとに醜い状態を残す。「立つ鳥―・さず」跡あとを踏ふ・む先人の事跡を手本にして行う。「わが山のさかゆく道を尋ねつついかで昔の―・ままし」〈続拾遺・雑上〉跡あとを守まも・る1留守の間を守る。2親や夫、あるいは師の死後、故人の業を受け継ぎ、それを絶やさないようにする。 |