释义 |
鮑の片思いあわび【×鮑┊×鰒┊石=決=明】〔あはび〕アクセント あ↓わび ミミガイ科の巻き貝のうち、マダカアワビ・クロアワビ・メガイアワビ・エゾアワビの総称。貝殻は平たい楕円形で、殻口が大きいために二枚貝の片側だけのように見える。殻径1一0〇~2二0〇センチ。殻の外面は褐色で呼吸孔が並ぶ。雌雄異体。肉は食用、殻は螺鈿らでん細工や真珠養殖の核に用いる。 季夏 「太陽へ海女の太腕―さげ/三鬼」 エゾアワビ鮑あわびの片思かたおもい《アワビは、二枚貝の片側だけのように見えるところから》自分が慕っているだけで、相手にはその気のない恋をいう。磯いその鮑の片思い。類語 落花情あれども流水意無し・芹せり摘む・思うに別れ思わぬに添う・成るは厭いやなり思うは成らず |