释义 |
いざ鎌倉いざさせ給えいざさらばいざ知らずいざ給えいざという時いざとなるといざアクセント い↓ざ 〘感〙相手を誘って一緒に事を始めるときや思いきって行動しようとするときに発する語。さあ。どれ。「―、出かけよう」いざ鎌倉かまくら《謡曲「鉢木はちのき」の「鎌倉に御大事あらば…一番に馳はせ参じ」から》一大事が起こった場合。万一の時。いよいよ行動を起こす時。類語 危急・急・火急・危機・ピンチ・いざという時・まさかの時・危急存亡の秋ときいざさせ給たまえ《「させ給え」は、その上に来るはずの動詞を略したもの。「給え」は尊敬の補助動詞「給う」の命令形》1さあ、やってごらんなさい。「見所あらむ御かたち見出でて、―」〈宇津保・内侍督〉2さあ、いらっしゃい。「―、湯あみに。大夫たいふ殿」〈宇治拾遺・一〉いざさらば1別れるときに言う語。それでは、さようなら。「いまこそ別れめ、―」〈小学唱歌・あおげば尊し〉2思い立って事をしようとするときや人を誘うときに言う語。さあ、それでは。「―雪見にころぶ所まで/芭蕉」〈花摘〉いざ知しらずアクセント い↓ざしらず 《「いさ知らず」の「いさ」と感動詞「いざ」との混同によってできたもの》…についてはよくわからないが。…はともかくとして。「昔は―、現在こんな事を信じる者はいない」いざ給たまえ《「給え」は尊敬の補助動詞「給う」の命令形。この上に来るはずの「行く」 「来る」の意の動詞を略したもの》さあ、いらっしゃい。さあ、どうぞ。「―、出雲拝みに」〈徒然・二三六〉いざという時とき非常事態の起こった場合。一大事発生の時。「―に備える」類語 危急・急・火急・危機・ピンチ・いざ鎌倉・まさかの時・危急存亡の秋ときいざとなるとはたして大事に至った場合になると。肝心の場合に。「―練習どおりに動けない」 |