释义 |
いだ・す【▽出だす】〘動サ四〙1内にあるものを外の方へ移す。「帳のうちよりも―・さず、いつき養ふ」〈竹取〉2出発させる。「暁に船を―・して」〈土佐〉3差し出す。提供する。「宮の、五節ごせち―・させ給ふに」〈枕・九〇〉4新たに生じさせる。起こす。「尊みことまた火を―・されたりければ」〈平家・一一〉5声に表す。歌ったり吟じたりする。また、表情などにだす。「拍子とりて梅が枝(=催馬楽ノ曲名)―・したるほど」〈源・梅枝〉「色にも―・させ給はずなりぬるを」〈源・桐壺〉6動詞の連用形に付いて複合語をつくる。㋐その動作が外に向かって行われる意を表す。「言い出だす」 「眺め出だす」など。㋑その動作によって結果が外に現れるようにする意を表す。「作り出だす」 「染め出だす」など。㋒その動作が始まる意を表す。「走り出だす」 「歌い出だす」など。→だす |