释义 |
無花果人参いちじく【無=花=果┊映=日=果】アクセント いち↓じく クワ科の落葉高木。高さ約4四メートル。葉は手のひら状に裂けていて、互生する。初夏、卵大の花嚢かのうを生じ、内部に多数の雄花と雌花をつけるが、外からは見えない。熟すと暗紫色になり、甘く、生食のほかジャムなどにする。茎・葉は薬用。寛永年間(1一6六2二4四~1一6六4四3三)に渡来した。日本のものは雄花を欠き、挿し木でふやす。いちじゅく。 季秋 「―をもぐ手を伝ふ雨雫/虚子」 撮影・広瀬雅敏 イチジクの実無花果いちじく人参にんじん数え歌の一。「いちじく、にんじん、さんしょでしいたけ…」と食用の植物の名を並べ、その中に数をこめてある。おはじきなどの遊戯に歌われる。 |