释义 |
[一]〘名〙[二]〘副〙[三]〘形動〙[文]〘ナリ〙いっ‐こう【一向】〔―カウ〕アクセント いっこう○ 一〘名〙「一向宗いっこうしゅう」の略。二〘副〙(「一向に」の形で用いる)1全然。まったく。「何を言われても―に動じない」2(あとに打消しの語を伴って)ちっとも。少しも。「―に存じません」 「服装には―に構わない」3ひたすら。いちずに。「その儀では候はず、―御一家の御上とこそ承り候へ」〈平家・二〉4いっそのこと。むしろ。「さもなくば―に時宗が首討って」〈浄・大磯虎〉三〘形動〙文〘ナリ〙《近世江戸語》話にならないほどひどいさま。全くひどいさま。「今日は―なものさ。この腹ぢゃあ飲めやせん」〈洒・通気粋語伝〉類語 全く・全然・さっぱり・まるきり・まるで・少しも・からきし・ちっとも・皆目・一切・まるっきり・何ら・とんと・いささかも・毫も・微塵も・毛頭・露・更更・何も・何なんにも・何一つ・一つとして・到底・とても・全くもって・どだい・てんで・寸分・一寸・寸毫・毫末・夢にも |