[連語]❶心がときめくようなことがなくて、面白くない。また、興味が感じられない。「ひとりぼっちでつまらないな」「彼女に会えなくてはつまらない」「つまらない小説」「音楽は聴くだけではつまらない」❷《多く連体形を使って》意味や価値がない。また、無意味でばかばかしい。「つまらないことにこだわるな」「つまらない勘ぐりはやめてください」使い方「つまらないものですが、…」の形で、贈り物などを差し出すときに謙遜の気持ちを添える挨拶語としても使う。「つまらないものですが、ご笑納ください」
❸《多く連体形を使って》問題にするに足りない。取るに足りない。「つまらない失敗が命取りになった」❹報われることがなく、かえって不利益である。「事故にあってもつまらないからゆっくり行こうぜ」
「つまらぬ」 「つまらん」とも。また、俗に「つまんない」とも。書き方かな書きも多い。使い方⑴「くだらない」に似るが、「くだらない」のほうが侮蔑の気持ちが強い。⑵丁寧形は「つまりません」。「一人ではつまりませんから…」⑶「…そうだ」 「…すぎる」に続くときは「つまらなそうだ」 「つまらなすぎる」となる(「つまらなさそうだ」 「つまらなさすぎる」としない)。![[参照]](Images/mingjing/gaiji/参照.svg)
[「ない」のコラム]