[名]❶人が(家族とともに)住むための建物。「郊外に家を建てる」「八時に家を出る」数「一軒…」 「一戸…」と数える。
❷夫婦・親子・兄弟など、住まいと生計を同じくする人によって構成される生活共同体。また、その構成員。「僕の家は四人家族です」「裕福な家に生まれる」「犬を飼う家が増えている」❸家名・家系・家督・家産・家柄など、代々受け継がれるものとして見た「家」②。「お家の家宝」「家を興す」「家を継ぐ」他家や主君の家のほか、自家についても「お家」と言う傾向がある。 ❹民法旧規定で、戸主の統轄のもとで戸籍上一家をなしている親族の団体。「家制度」「家」の敬語表現〔尊敬語〕[お宅] 「明日、お宅にお邪魔してもよろしいでしょうか」御自宅 「当日は念のため御自宅にお電話を差し上げます」 「葬儀は御自宅で行われるそうです」[貴家] 「貴家にて拝顔の栄に浴することができますれば幸甚に存じます」[貴所] 「貴所における祝宴、心ゆくまで楽しむことができました」[貴宅] 「今夕、貴宅に伺いたく存じます」[高堂]・御高堂 「ふつつかながら、謹んで御高堂に参上仕りたく存じます」[尊家]・御尊家 「では、新築なさった御尊家にて後日お目にかかることにいたしましょう」[尊宅]・御尊宅 「御尊宅での歓談、心に残るひとときとなりました」[尊堂]・御尊堂 「尊堂にてお目にかかりたく、お伺い申し上げる次第です」*「高堂」 「尊家」 「尊堂」は、それ自体が尊敬の意を含む語だが、「御~」 「~様」を添えた、より敬度の高い言い方も広く行われる。*「貴家」 「貴所」 「高堂・御高堂」は、相手をうやまっていう二人称代名詞としても使う。「貴家[貴所・御高堂]には御健勝の段、お慶び申します」〔丁重語〕[寓居] 「我が寓居にもぜひいらしてください」[小屋] 「先日、老生の小屋に田中先生をお迎えしました」[小宅] 「小宅への御来駕、心よりお待ち申しております」 「これは小宅での新年の集いを写した写真です」[拙宅] 「拙宅にもぜひお立ち寄りください」[弊宅] 「弊宅までお越しくださいますとありがたく存じます」[茅屋] 「茅屋にもぜひおいでいただけると幸いです」[陋屋] 「佐藤先生がわざわざ我々の陋屋を訪ねてくださいました」[陋居] 「陋居にもぜひお運びください」[陋宅] 「陋宅のことゆえ、御不便をおかけしますが、どうぞゆっくりとおくつろぎください」建物/建物内(中・家) 台 駅舎 屋舎 母屋・母家 会堂 家屋 館 旧館 金殿玉楼 建築 公会堂 高閣 講堂 高楼 小屋 新館 新築 台 台閣 高殿 建物 殿堂 堂 ハウス 別館 別棟 本館 本屋 母屋(身屋) 屋・家 洋館 楼