释义 |
[使い方]渡る世間に鬼はない[使い方] わた・る【渡る】 [動五][自]❶間を隔てているものを越えて向こう側に移る。「船で川を渡る」「浅瀬を歩いて向こう岸に渡る」「ドーバー海峡を泳いで渡る」❷橋・通路などを通って向こう側に移る。「橋[踏切]を渡る」「まっすぐに廊下を渡る」❸海・大陸などを越えて遠く隔たった所へ行く。また、遠く隔たった所から来る。「選手団の第一陣が北京に渡る」「移民としてブラジルに渡る」「中国から渡って来た文物」❹風などがある場所を通り過ぎていく。「微風が梢を渡る」「水面を渡る風」「一日に四五へんも時雨が渡った<出典>〈三島由紀夫〉出典>」❺空中を移動する。「雁[月]が空を渡る」❻あちこちと移る。渡り歩く。「方々の料亭を渡ってきた板前」❼世の中を生きていく。暮らしていく。「世間を巧みに渡る」❽《多く「…の手に渡る」の形で》自分の物や権利が他の人に移る。他人の所有物になる。「田畑が人手に渡る」「経営権が外国企業に渡る」❾配られてそれぞれの人の手に届く。「資料が出席者全員に渡る」❿ある範囲・数値にまで及ぶ。また、広い範囲にくまなく及ぶ。「細部にわたって調査する」「再三にわたって警告する」「一〇〇ページにわたって詳細に述べる」「各分野にわたる知識」「公私にわたって世話になる」⓫ある時間・期間がとぎれることなく引き続く。「五時間にわたって討議する」「一か月にわたる海外旅行」⓬相撲で、双方が互角に組む。「四つに渡る」[補動]〔古風〕《「…にわたらせられる」などの形で》「ある」 「いる」の尊敬語。…であらせられる。…でいらっしゃる。「美男にわたらせられる」「お兄上にてわたらせられる」《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》一面に広い範囲に及ぶ。「晴れ渡る・さえ渡る・行き渡る・鳴り渡る・知れ渡る」書き方①は「▽渉る」とも。⑦⑩⑪は「▼亘る」 「▼亙る」とも書くが、⑩⑪はかな書きが多い。は一般に、かな書き。可能渡れる名渡り ⦿渡る世間に鬼はない 世の中は無慈悲な人ばかりではなく、困ったときは助けてくれる情け深い人もいるということ。注意「鬼はない」を「鬼はいない」とするのは標準的でない。 |