日语词汇“41813”的翻译、意思、用法、释义-日汉互译翻译词典

て【手】

［名］❶人ひとの両肩りょうかたから分わかれ出でている部分ぶぶん。うで。「手てを挙あげる」「袖そでに手てを通とおす」

動物どうぶつの前肢ぜんしをいうこともある。「手ての長ながい猿さる」

❷手首てくびから指先ゆびさきまでの部分ぶぶん。特とくに、てのひら・指先ゆびさきなどをさすこともある。「手てをにぎる」「手てでなでる［つまむ］」❸器具きぐなどで、①のように本体ほんたいから分わかれ出でた部分ぶぶん。取とっ手て・握にぎりなど。「鍋なべの手て」❹植物しょくぶつの蔓つるをからませるために立たてる棒ぼう。「竹たけで朝顔あさがおの手てを作つくる」❺仕事しごとや作業さぎょうをするために使つかう手て①②。「執筆しっぴつの手てを休やすめる」❻舞まいや踊おどりの所作しょさ。手振てぶり。「さす手て引ひく手て」❼労働力ろうどうりょく。人手ひとで。「手てが足たりない」「猫ねこの手ても借かりたい」❽手数てすう。手間てま。「手ての込こんだ作品さくひん」「この子こは甘あまえん坊ぼうで手てがかかる」❾物事ものごとを行おこなうための手段しゅだん。方法ほうほう。「卑怯ひきょうな手てを使つかう」「その手ては食くわない」❿勝負事しょうぶごとで、攻せめや守まもりの技わざ。「堅かたい手てで攻せめる」⓫囲碁いご・将棋しょうぎなどで、石いしを打うったり駒こまを指さしたりすること。また、その打うち方かたや指さし方かた。「先せん手て・後ご手て」「五ご手て先さきを読よむ」⓬トランプ・将棋しょうぎ・麻雀マージャンなどで、手中しゅちゅうにある札ふだ・駒こま・牌はいなど。「いい手てがきた」⓭腕前うでまえ。技量ぎりょう。「書道しょどうの手てが上あがる」⓮筆法ひっぽう。また、筆跡ひっせき。「流麗りゅうれいな手て」⓯支配下しはいか・監督下かんとくか（にあるもの）。「家屋敷いえやしきが債権者さいけんしゃの手てに渡わたる」「平家へいけの手ての者もの」⓰ある方面ほうめん・方角ほうがく。「山やまの手て」「行ゆく手て」「上うわ手て」「右みぎ手ての建物たてもの」「二ふた手てに分わかれる」⓱ある特定とくていの種類しゅるいのもの。「その手ての話はなしには気きをつけろ」「新手あらて」「厚あつ手で」 3分の2

［接頭］《形容詞けいようし・形容けいよう動詞どうしなどに付ついて》その意味いみを強つよめる。「手て厚あつい・手てごわい・手てぬるい」 3分の2

（造）❶その人ひとの手てで作つくられた意いを表あらわす。「手てづくりのケーキ」「手て打うち蕎麦そば」「手て弁当べんとう」❷そのものが小型こがたである意いを表あらわす。「手て帳ちょう・手て箱ばこ・手て文庫ぶんこ」❸その動作どうさをする人ひとの意いを表あらわす。「話はなし手て・聞きき手て・送おくり手て」

⦿手てが上あが・る

❶芸事げいごとなどが上達じょうたつする。また、字じが上手じょうずになる。❷飲のむ酒さけの量りょうが多おおくなる。

⦿手てが空あ・く

ひまができる。

⦿手てが後うしろに回まわ・る

悪わるいことをして捕とらえられる。逮捕たいほされる。

後うしろ手でに縛しばられる意いから。

⦿手てが切き・れる

❶関係かんけいがなくなる。縁えんが切きれる。❷紙幣しへいが真新まあたらしいさま。「手てが切きれそうな新札しんさつ」

⦿手てが込こ・む

手間てまがかかっている。また、複雑ふくざつである。「手てが込こんだ細工さいく」「いたずらにしては手てが込こんでいる」

注意「こむ」を「混む」と書かくのは誤あやまり。

⦿手てが空す・く

空すく④

⦿手てが付つけられな・い

とるべき方法ほうほうがない。処置しょちの施ほどこしようがない。

⦿手てが届とど・く

❶能力のうりょくの及およぶ範囲内はんいないにある。「この値段ねだんではとても手てが届とどかない」❷もうすぐ、その年齢ねんれいに達たっする。「六〇ろくじゅうに手てが届とどく」

⦿手てが伸の・びる

伸のびる⑤

⦿手てが入はい・る

❶警察けいさつの捜査そうさが及およぶ。❷製作せいさく過程かていで、他人たにんが訂正ていせいしたり補足ほそくしたりする。

⦿手てが離はな・れる

❶仕事しごとが一段落いちだんらくして、それとは関係かんけいがなくなる。❷子こどもが成長せいちょうして、あまり世話せわをしなくてもすむようになる。

⦿手てが早はや・い

❶物事ものごとをするのが早はやい。❷すぐに暴力ぼうりょくをふるう。「口くちより手てが早はやい」❸異性いせいなどとすぐに関係かんけいをもつ。「手てが早はやい男おとこ」

注意「はやい」を「速い」と書かくのは誤あやまり。

⦿手てが回まわ・る

❶注意ちゅうい・配慮はいりょなどが行いき届とどく。「そこまではなかなか手てが回まわらない」❷警察けいさつの捜査そうさや手配てはいが行いき届とどく。「官憲かんけんの手てが回まわる」

⦿手てが焼や・ける

焼やける

⑩

⦿手てに汗あせを握にぎ・る

物事ものごとを見聞けんぶんしながら、その成なり行ゆきがどうなるかと緊張きんちょうしたり興奮こうふんしたりする。

⦿手てに余あま・る

自分じぶんの能力のうりょくの範囲はんいを越こえていて、処理しょりしきれない。「この仕事しごとは私わたしの手てに余あまる」

⦿手てに入い・れる

自分じぶんの所有しょゆうにする。入手にゅうしゅする。「大金たいきんを手てに入いれる」

⦿手てに負おえな・い

自分じぶんの力ちからでは処理しょりしきれない。手てに余あまる。「手てに負おえない子供こども」

注意「手てが負おえない」は誤あやまり。また、「負おえない」を「終えない」と書かくのは誤あやまり。

⦿手てに掛かか・る

掛かかる

㊳

⦿手てに掛か・ける

❶自分じぶんで行おこなう。手掛てがける。❷《「…の手てに掛かける」の形かたちで》人ひとに頼たのんで、処置しょちなどを任まかせる。「医者いしゃの手てにかける」❸自分じぶんの手てで殺ころす。「家臣かしんを手てにかける」

⦿手てに職しょくを持も・つ

仕事しごとの技術ぎじゅつを身みに付つける。手てに職しょくをつける。

⦿手てに付つかな・い

気持きもちが他たに奪うばわれて、そのことに集中しゅうちゅうできない。「仕事しごとが手てに付つかない」

⦿手てに手てを取と・る

互たがいに手てを取とり合あう。（手てを取とり合あって）二人ふたりが行動こうどうをともにする。「手てに手てを取とって逃にげる」

⦿手てに取とるよう

（すぐ目めの前まえにあるように）はっきりと聞きこえたり見みえたり、また、わかったりするさま。「隣室りんしつの様子ようすが手てに取とるようにわかる」

⦿手てに入はい・る

自分じぶんの所有物しょゆうぶつとなる。入手にゅうしゅする。手てに入いる。「大金たいきん［交渉こうしょう権けん］が手てに入はいる」「もっと安やすく手てに入はいる方法ほうほうはないか」

⦿手ても足あしも出でな・い

力ちからが足たりなくて、手段しゅだんの施ほどこしようがない。手ても足あしも出だせない。「強つよすぎて手ても足あしも出でない」

⦿手てを上あ・げる

❶殴なぐろうとして、手てを振ふり上あげる。❷降参こうさんする。❸腕前うでまえや技量ぎりょうが上達じょうたつする。

⦿手てを合あわ・せる

❶手てのひらを合あわせて、神仏しんぶつを拝おがむ。合掌がっしょうする。❷勝負しょうぶをする。「名人めいじんと手てを合あわせる」

⦿手てを打う・つ

❶手てのひらを打うち合あわせて音おとを立たてる。❷交渉こうしょう・取引とりひきなどが妥結だけつする。また、仲直なかなおりする。「先方せんぽうの言いい値ねで手てを打うつ」❸ある事態じたいを予測よそくして、必要ひつような処置しょちをとる。「新聞しんぶん記事きじになる前まえに手てを打うつ」

⦿手てを替かえ品しなを替かえ

あれこれと手段しゅだん・方法ほうほうなどを替かえて。「手てを替かえ品しなを替かえ説得せっとくする」

⦿手てを掛か・ける

❶手間てまをかける。手てを加くわえる。「手てをかけて苗木なえぎを育そだてる」❷手出てだしをする。攻撃こうげきする。また、盗ぬすむ。「よけいな手てをかけるな」

⦿手てを貸か・す

助力じょりょくする。手伝てつだう。「悪事あくじに手てを貸かす」

⦿手てを切き・る

縁えんを切きる。関係かんけいを絶たつ。

⦿手てを砕くだ・く

手立てだてを尽つくす。あれこれと工夫くふうを凝こらす。「喜雲きうんなどはむかしは手てを砕くだいて働はたらきなかなかの武将ぶしょうといわれたそうだ…<出典>〈司馬しば遼太郎りょうたろう〉」

⦿手てを下くだ・す

直接ちょくせつ自分じぶんで行おこなう。

⦿手てを組く・む

仲間なかまになる。協力きょうりょく関係かんけいを結むすぶ。

⦿手てを加くわ・える

補おぎなったり修正しゅうせいしたりする。

⦿手てを拱こまね・く

❶腕組うでぐみをする。❷何なにもしないで見過みすごす。傍観ぼうかんする。

本来ほんらい「こまぬく」だが、現在げんざいは「こまねく」が一般的いっぱんてき。

注意「手てをまねく」は誤あやまり。

⦿手てを差さし伸の・べる

差さし伸のべる②

⦿手てを添そ・える

添そえる

②

⦿手てを染そ・める

ある物事ものごとに取とりかかる。特とくに、よくない物事ものごとに手てを出だす。「作曲さっきょくに手てを染そめる」「悪事あくじ［犯罪はんざい］に手てを染そめる」

「指ゆびを染そめる」とも。

⦿手てを出だ・す

❶積極的せっきょくてきにかかわりあう。また、ものごとをやってみる。「麻薬まやくに手てを出だす」❷暴力ぼうりょくを振ふるう。「先さきに手てを出だした方ほうが悪わるい」❸盗ぬすむ。奪うばう。「人ひとのものに手てを出だす」❹誘惑ゆうわくし、関係かんけいする。

⦿手てを携たずさ・える

協力きょうりょくし合あう。「手てを携たずさえて解決かいけつに当あたる」

⦿手てを付つ・ける

❶仕事しごとなどを始はじめる。着手ちゃくしゅする。「機構きこう改革かいかくに手てを付つける」「どこから手てを付つけたらよいのかわからない」❷一部いちぶを使つかい始はじめる。また、使つかい込こむ。「公金こうきんに手てを付つける」❸料理りょうりなどを食たべ始はじめる。箸はしを付つける。❹女性じょせいなどと関係かんけいをもつ。

⦿手てを握にぎ・る

力ちからを合あわせて物事ものごとを行おこなう。また、仲直なかなおりする。「労使ろうしが手てを握にぎる」

⦿手てを抜ぬ・く

しなくてはならないことを省はぶく。仕事しごとなどをいい加減かげんにする。「工事こうじの手てを抜ぬく」

⦿手てを伸の・べる

伸のべる③

⦿手てを離はな・れる

自分じぶんとは関係かんけいがなくなる。また、世話せわなどが必要ひつようでなくなる。「仕事しごとが手てを離はなれたら旅たびに出でよう」「子供こどもが親おやの手てを離はなれる」

使い方「手てが離はなれる」の形かたちでも使つかう。「子供こどもの手てが離はなれたら再就職さいしゅうしょくしたい」

⦿手てを引ひ・く

❶手てを取とって導みちびく。「子供こどもの手てを引ひいて横断おうだん歩道ほどうを渡わたる」❷関係かんけいなどを絶たって、退しりぞく。「プロジェクトチームから手てを引ひく」

⦿手てを広ひろ・げる

仕事しごとなどの範囲はんいを広ひろげる。規模きぼを大おおきくする。「手てを広ひろげすぎて経営けいえいに失敗しっぱいする」

⦿手てを焼や・く

処置しょちや対策たいさくに困こまる。てこずる。

单词	41813
释义	［使い方］手が上がる手が空く手が後ろに回る［使い方］手が切れる手が込む［使い方］手が空く手が付けられない手が届く手が伸びる手が入る手が離れる手が早い［使い方］手が回る手が焼ける手に汗を握る手に余る手に入れる手に負えない［使い方］手に掛かる手に掛ける手に職を持つ手に付かない手に手を取る手に取るよう手に入る手も足も出ない手を上げる手を合わせる手を打つ手を替え品を替え手を掛ける手を貸す手を切る手を砕く手を下す手を組む手を加える手を拱く［使い方］手を差し伸べる手を添える手を染める［使い方］手を出す手を携える手を付ける手を握る手を抜く手を伸べる手を離れる［使い方］手を引く手を広げる手を焼くて【手】［名］❶人ひとの両肩りょうかたから分わかれ出でている部分ぶぶん。うで。「手てを挙あげる」「袖そでに手てを通とおす」動物どうぶつの前肢ぜんしをいうこともある。「手ての長ながい猿さる」 ❷手首てくびから指先ゆびさきまでの部分ぶぶん。特とくに、てのひら・指先ゆびさきなどをさすこともある。「手てをにぎる」「手てでなでる［つまむ］」❸器具きぐなどで、①のように本体ほんたいから分わかれ出でた部分ぶぶん。取とっ手て・握にぎりなど。「鍋なべの手て」❹植物しょくぶつの蔓つるをからませるために立たてる棒ぼう。「竹たけで朝顔あさがおの手てを作つくる」❺仕事しごとや作業さぎょうをするために使つかう手て①②。「執筆しっぴつの手てを休やすめる」❻舞まいや踊おどりの所作しょさ。手振てぶり。「さす手て引ひく手て」❼労働力ろうどうりょく。人手ひとで。「手てが足たりない」「猫ねこの手ても借かりたい」❽手数てすう。手間てま。「手ての込こんだ作品さくひん」「この子こは甘あまえん坊ぼうで手てがかかる」❾物事ものごとを行おこなうための手段しゅだん。方法ほうほう。「卑怯ひきょうな手てを使つかう」「その手ては食くわない」❿勝負事しょうぶごとで、攻せめや守まもりの技わざ。「堅かたい手てで攻せめる」⓫囲碁いご・将棋しょうぎなどで、石いしを打うったり駒こまを指さしたりすること。また、その打うち方かたや指さし方かた。「先せん手て・後ご手て」「五ご手て先さきを読よむ」⓬トランプ・将棋しょうぎ・麻雀マージャンなどで、手中しゅちゅうにある札ふだ・駒こま・牌はいなど。「いい手てがきた」⓭腕前うでまえ。技量ぎりょう。「書道しょどうの手てが上あがる」⓮筆法ひっぽう。また、筆跡ひっせき。「流麗りゅうれいな手て」⓯支配下しはいか・監督下かんとくか（にあるもの）。「家屋敷いえやしきが債権者さいけんしゃの手てに渡わたる」「平家へいけの手ての者もの」⓰ある方面ほうめん・方角ほうがく。「山やまの手て」「行ゆく手て」「上うわ手て」「右みぎ手ての建物たてもの」「二ふた手てに分わかれる」⓱ある特定とくていの種類しゅるいのもの。「その手ての話はなしには気きをつけろ」「新手あらて」「厚あつ手で」［接頭］《形容詞けいようし・形容けいよう動詞どうしなどに付ついて》その意味いみを強つよめる。「手て厚あつい・手てごわい・手てぬるい」（造）❶その人ひとの手てで作つくられた意いを表あらわす。「手てづくりのケーキ」「手て打うち蕎麦そば」「手て弁当べんとう」❷そのものが小型こがたである意いを表あらわす。「手て帳ちょう・手て箱ばこ・手て文庫ぶんこ」❸その動作どうさをする人ひとの意いを表あらわす。「話はなし手て・聞きき手て・送おくり手て」 ⦿手てが上あが・る ❶芸事げいごとなどが上達じょうたつする。また、字じが上手じょうずになる。❷飲のむ酒さけの量りょうが多おおくなる。 ⦿手てが空あ・くひまができる。 ⦿手てが後うしろに回まわ・る悪わるいことをして捕とらえられる。逮捕たいほされる。後うしろ手でに縛しばられる意いから。 ⦿手てが切き・れる ❶関係かんけいがなくなる。縁えんが切きれる。❷紙幣しへいが真新まあたらしいさま。「手てが切きれそうな新札しんさつ」 ⦿手てが込こ・む手間てまがかかっている。また、複雑ふくざつである。「手てが込こんだ細工さいく」「いたずらにしては手てが込こんでいる」注意「こむ」を「混む」と書かくのは誤あやまり。 ⦿手てが空す・く空すく④ ⦿手てが付つけられな・いとるべき方法ほうほうがない。処置しょちの施ほどこしようがない。 ⦿手てが届とど・く ❶能力のうりょくの及およぶ範囲内はんいないにある。「この値段ねだんではとても手てが届とどかない」❷もうすぐ、その年齢ねんれいに達たっする。「六〇ろくじゅうに手てが届とどく」 ⦿手てが伸の・びる伸のびる⑤ ⦿手てが入はい・る ❶警察けいさつの捜査そうさが及およぶ。❷製作せいさく過程かていで、他人たにんが訂正ていせいしたり補足ほそくしたりする。 ⦿手てが離はな・れる ❶仕事しごとが一段落いちだんらくして、それとは関係かんけいがなくなる。❷子こどもが成長せいちょうして、あまり世話せわをしなくてもすむようになる。 ⦿手てが早はや・い ❶物事ものごとをするのが早はやい。❷すぐに暴力ぼうりょくをふるう。「口くちより手てが早はやい」❸異性いせいなどとすぐに関係かんけいをもつ。「手てが早はやい男おとこ」注意「はやい」を「速い」と書かくのは誤あやまり。 ⦿手てが回まわ・る ❶注意ちゅうい・配慮はいりょなどが行いき届とどく。「そこまではなかなか手てが回まわらない」❷警察けいさつの捜査そうさや手配てはいが行いき届とどく。「官憲かんけんの手てが回まわる」 ⦿手てが焼や・ける焼やける⑩ ⦿手てに汗あせを握にぎ・る物事ものごとを見聞けんぶんしながら、その成なり行ゆきがどうなるかと緊張きんちょうしたり興奮こうふんしたりする。 ⦿手てに余あま・る自分じぶんの能力のうりょくの範囲はんいを越こえていて、処理しょりしきれない。「この仕事しごとは私わたしの手てに余あまる」 ⦿手てに入い・れる自分じぶんの所有しょゆうにする。入手にゅうしゅする。「大金たいきんを手てに入いれる」 ⦿手てに負おえな・い自分じぶんの力ちからでは処理しょりしきれない。手てに余あまる。「手てに負おえない子供こども」注意「手てが負おえない」は誤あやまり。また、「負おえない」を「終えない」と書かくのは誤あやまり。 ⦿手てに掛かか・る掛かかる㊳ ⦿手てに掛か・ける ❶自分じぶんで行おこなう。手掛てがける。❷《「…の手てに掛かける」の形かたちで》人ひとに頼たのんで、処置しょちなどを任まかせる。「医者いしゃの手てにかける」❸自分じぶんの手てで殺ころす。「家臣かしんを手てにかける」 ⦿手てに職しょくを持も・つ仕事しごとの技術ぎじゅつを身みに付つける。手てに職しょくをつける。 ⦿手てに付つかな・い気持きもちが他たに奪うばわれて、そのことに集中しゅうちゅうできない。「仕事しごとが手てに付つかない」 ⦿手てに手てを取と・る互たがいに手てを取とり合あう。（手てを取とり合あって）二人ふたりが行動こうどうをともにする。「手てに手てを取とって逃にげる」 ⦿手てに取とるよう（すぐ目めの前まえにあるように）はっきりと聞きこえたり見みえたり、また、わかったりするさま。「隣室りんしつの様子ようすが手てに取とるようにわかる」 ⦿手てに入はい・る自分じぶんの所有物しょゆうぶつとなる。入手にゅうしゅする。手てに入いる。「大金たいきん［交渉こうしょう権けん］が手てに入はいる」「もっと安やすく手てに入はいる方法ほうほうはないか」 ⦿手ても足あしも出でな・い力ちからが足たりなくて、手段しゅだんの施ほどこしようがない。手ても足あしも出だせない。「強つよすぎて手ても足あしも出でない」 ⦿手てを上あ・げる ❶殴なぐろうとして、手てを振ふり上あげる。❷降参こうさんする。❸腕前うでまえや技量ぎりょうが上達じょうたつする。 ⦿手てを合あわ・せる ❶手てのひらを合あわせて、神仏しんぶつを拝おがむ。合掌がっしょうする。❷勝負しょうぶをする。「名人めいじんと手てを合あわせる」 ⦿手てを打う・つ ❶手てのひらを打うち合あわせて音おとを立たてる。❷交渉こうしょう・取引とりひきなどが妥結だけつする。また、仲直なかなおりする。「先方せんぽうの言いい値ねで手てを打うつ」❸ある事態じたいを予測よそくして、必要ひつような処置しょちをとる。「新聞しんぶん記事きじになる前まえに手てを打うつ」 ⦿手てを替かえ品しなを替かえあれこれと手段しゅだん・方法ほうほうなどを替かえて。「手てを替かえ品しなを替かえ説得せっとくする」 ⦿手てを掛か・ける ❶手間てまをかける。手てを加くわえる。「手てをかけて苗木なえぎを育そだてる」❷手出てだしをする。攻撃こうげきする。また、盗ぬすむ。「よけいな手てをかけるな」 ⦿手てを貸か・す助力じょりょくする。手伝てつだう。「悪事あくじに手てを貸かす」 ⦿手てを切き・る縁えんを切きる。関係かんけいを絶たつ。 ⦿手てを砕くだ・く手立てだてを尽つくす。あれこれと工夫くふうを凝こらす。「喜雲きうんなどはむかしは手てを砕くだいて働はたらきなかなかの武将ぶしょうといわれたそうだ…<出典>〈司馬しば遼太郎りょうたろう〉」 ⦿手てを下くだ・す直接ちょくせつ自分じぶんで行おこなう。 ⦿手てを組く・む仲間なかまになる。協力きょうりょく関係かんけいを結むすぶ。 ⦿手てを加くわ・える補おぎなったり修正しゅうせいしたりする。 ⦿手てを拱こまね・く ❶腕組うでぐみをする。❷何なにもしないで見過みすごす。傍観ぼうかんする。本来ほんらい「こまぬく」だが、現在げんざいは「こまねく」が一般的いっぱんてき。注意「手てをまねく」は誤あやまり。 ⦿手てを差さし伸の・べる差さし伸のべる② ⦿手てを添そ・える添そえる② ⦿手てを染そ・めるある物事ものごとに取とりかかる。特とくに、よくない物事ものごとに手てを出だす。「作曲さっきょくに手てを染そめる」「悪事あくじ［犯罪はんざい］に手てを染そめる」「指ゆびを染そめる」とも。 ⦿手てを出だ・す ❶積極的せっきょくてきにかかわりあう。また、ものごとをやってみる。「麻薬まやくに手てを出だす」❷暴力ぼうりょくを振ふるう。「先さきに手てを出だした方ほうが悪わるい」❸盗ぬすむ。奪うばう。「人ひとのものに手てを出だす」❹誘惑ゆうわくし、関係かんけいする。 ⦿手てを携たずさ・える協力きょうりょくし合あう。「手てを携たずさえて解決かいけつに当あたる」 ⦿手てを付つ・ける ❶仕事しごとなどを始はじめる。着手ちゃくしゅする。「機構きこう改革かいかくに手てを付つける」「どこから手てを付つけたらよいのかわからない」❷一部いちぶを使つかい始はじめる。また、使つかい込こむ。「公金こうきんに手てを付つける」❸料理りょうりなどを食たべ始はじめる。箸はしを付つける。❹女性じょせいなどと関係かんけいをもつ。 ⦿手てを握にぎ・る力ちからを合あわせて物事ものごとを行おこなう。また、仲直なかなおりする。「労使ろうしが手てを握にぎる」 ⦿手てを抜ぬ・くしなくてはならないことを省はぶく。仕事しごとなどをいい加減かげんにする。「工事こうじの手てを抜ぬく」 ⦿手てを伸の・べる伸のべる③ ⦿手てを離はな・れる自分じぶんとは関係かんけいがなくなる。また、世話せわなどが必要ひつようでなくなる。「仕事しごとが手てを離はなれたら旅たびに出でよう」「子供こどもが親おやの手てを離はなれる」使い方「手てが離はなれる」の形かたちでも使つかう。「子供こどもの手てが離はなれたら再就職さいしゅうしょくしたい」 ⦿手てを引ひ・く ❶手てを取とって導みちびく。「子供こどもの手てを引ひいて横断おうだん歩道ほどうを渡わたる」❷関係かんけいなどを絶たって、退しりぞく。「プロジェクトチームから手てを引ひく」 ⦿手てを広ひろ・げる仕事しごとなどの範囲はんいを広ひろげる。規模きぼを大おおきくする。「手てを広ひろげすぎて経営けいえいに失敗しっぱいする」 ⦿手てを焼や・く処置しょちや対策たいさくに困こまる。てこずる。
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