[助動 特活型](○–○–う–(う)–○–○)❶意志を表す。「私がやろう」「もう帰ろう」「僕でよければ話に乗ろう」❷《下に疑問の「か」を付けて》申し出を表す。「僕が行こうか」「私が代わろうか」❸勧誘や婉曲な命令を表す。「早く帰ろうよ」「一緒にやろうぜ」「もっとお静かに願おう」「出ていってもらおう(か)」使い方①~③は、下に「じゃないか」 「ではないか」を付けて、反駁したり同意を求めたりする気持ちで、意志・勧誘などの意を強調することがある。「やってやろうじゃないか」「説明を聞かせてもらおうではないか」
❹推量を表す。「明日は雨が降りましょう」「そんなことはなかろう」「さぞやつらかったろう」「事もあろうに(=よりによって)ここで失敗するとは!」使い方⑴話し言葉では一般に「…だろう」を使う。「明日は雨が降るだろう」「さぞやつらかっただろう」⑵断定の意をやわらげる言い方もある。「もう許してやってもよかろう」 ❺《疑問や感嘆の意を表す語を伴って》反語や感動を表す。「この秘密をだれが知ろう(か)」「こんな話、またとあろうか」「何と素晴らしいことだろう(か)」❻《「…うとする」の形で》実現を試みる、実現のために努力する意を表す。「帰ろうとしたとき呼び止められた」「今まさに飛び立とうとしている」「一人で立ち上がろうとする」「思い出そうとしても思い出せない」使い方「…うとしない」は実現のため努力しない意を表す。実現しないように努力する意は「…まいとする」で表す。「現実を 見ようとしない/見まいとする」
❼《「…うが」 「…うと」 「…うとも」などの形で》仮定を表す。…しても。「泣こうがわめこうが聞こえない」「何を飲もうと私の勝手だ」「何と言おうと聞きはしない」使い方「う」の代わりに「まい」を用いて「…まいが」 「…まいと」などの形で「…しても…しなくても」の意を表すこともある。「行こうが行くまいが結果は同じだ」「死のうと死ぬまいと僕の知ったことではない」
❽《「…うにも」の形で、下に打ち消しを伴って》そうしたくても。「泣こうにも泣けない」「言おうにも声が出ない」❾《「…うものなら」の形で》![[参照]](Images/mingjing/gaiji/参照.svg)
[ものなら②]
文語助動詞「む」の転。多く、[ウ]と発音せず、語末のオ列を長音化させた形となる。使い方五段動詞、形容詞、形容動詞、助動詞「です・ます・だ・た・ない・たい・そうだ(様態)・ようだ・みたいだ」の未然形に付く。上一段動詞、下一段動詞、サ変動詞、カ変動詞、助動詞「(ら)れる・(さ)せる」などの場合は未然形に「よう」が付く。ただしサ変動詞は「し」の形に「よう」が付く。連体形は「こと」 「もの」 「はず」などの形式名詞に付く。