[自五]❶ウーウーというように長く引いた、低い苦しそうな声を出す。「高熱でうんうんとうなる」「苦痛のために一晩中うなっていた」「うなりたくなるほど苦しい生活です」使い方「借金苦にうなる」 「詩作にうなる」など、~が原因で苦しむ意にも使う。
❷動物が低く力のこもった声を出す。「犬が怒ってウーとうなる」❸長く響く、または低く鋭い音を出す。「モーターがうなりながら回る」「矢がヒューと耳元でうなる」「木枯らしに電線がヒューヒューとうなる」❹《「うなるほど」の形で》外にあふれ出さんばかりに多量に、の意を表す。「お金ならうなるほどある」「賛同者ならうなるほどいる」❺優れた業や出来映えに感嘆する。「巧妙なトリックに思わずうなった」「迫真の演技が観客をうならせる」「大向こうをうならせる」[他五]謡曲・浄瑠璃・浪曲などを下手な調子やよくない声で謡ったり語ったりする。「高砂やをうなる」「浪曲をうなる」書き方「〈▼呻吟〉る」とも。名うなり 快い心の状態/感動打つ・撃つ・討つ 詠嘆(詠歎) エモーション 感慨 感激 感心 感動 感奮 感無量 感銘(肝銘) 染みる 震える声に出す行為/歌う愛唱 歌う(謡う・唄う・詠う・唱う) 詠唱 詠じる 歌唱 語る 合唱 吟詠 吟唱(吟誦) 吟じる 口遊む・口吟む 高唱 三重唱 詩吟 唱歌 スキャット 斉唱 絶唱 低唱 デュオ 独吟 独唱 唱える 熱唱 鼻歌(鼻唄) ハミング ハモる 悲歌 放歌 放吟 奉唱 ボーカル ユニゾン 詠む 輪唱