[形]❶音が強かったり多かったりして不快に感じる。やかましい。「時計の音が耳についてうるさい」「(私には)学生の雑談がうるさい」「選挙中は街宣車で町じゅうがうるさくなる」使い方⑴「子供がちょろちょろしてうるさい」のように、視覚的な不快感の表現にも転用する。⑵「うるさい」 「やかましい」 「騒がしい」は、いずれも音の過剰の不快をいう語。「うるさい」は広く用いられ、「やかましい」は主に音源の性質に注目していう。「騒がしい」は騒音の持続(する環境)に注目していう傾向が強い。「都会の夜は騒がしい」 ❷表現や行為が度を超していて不快に感じる。やかましい。「親がうるさくいうので就職することにした」❸じゃまで、すっきりしないと感じる。うっとうしく感じる。「この飾りはうるさい(=目障りだ)から外そう」「前髪が額にかかってうるさい」❹(物事に一家言あって)あれこれ文句や注文をつける。やかましい。「彼はコーヒーにはうるさい」「うちの親は礼儀作法にうるさい」「何だかだとうるさいことを言う人だ」使い方[やかましい④] ❺煩瑣なさま。面倒だ。煩わしい。「うるさい手続きが残っている」書き方送りがなは、慣用的に「煩さい」とも送る。派生–げ/–さ/–が・る ✦品格✧[かまびすしい]「労働問題の議論がかまびすしい」[喧々囂々]「喧々囂々の大騒ぎとなる」[騒がしい]「突然、周囲が騒がしくなった」[騒々しい]「セミの鳴き声が騒々しい」