[副助]❶範囲をそれと限定する。「あなただけが頼りだ」「残りは一つだけだ」「盗みだけはするな」「あの人にだけは会いたくない」❷《「…だけ(のこと)だ」などの形で出来事や状態を受けて》それ以上のことではない意を表す。「ちょっと風邪を引いただけだ」「単にきれいなだけだ」「いやになったらやめるだけのことだ」❸《「これ」 「それ」 「あれ」 「どれ」に付いて》程度を強調する。こんなに。あれほど。「これだけ小さくなると使いにくい」「あれだけ言ったのに事故を起こした」「どれだけ心配したことか」❹それ以上は及ばないという意を込めて、程度を表す。「ほしいだけ持って行きなさい」「できるだけ早く帰る」「やるだけはやってみる」「泣くだけ泣いたら落ち着いた」❺《「…すれば…しただけ」などの形で》その程度に応じて他の事柄も進む意を表す。「手をかければかけただけよくなる」「昇進すればそれだけ気苦労も増える」❻《「…だけのことはある」などの形で》それにふさわしい内実がある意を表す。「高い金を払うだけのことはある」「この音を聞き分けるとは、さすが音楽家だけのことはある」「政治家だけのことはあって口がうまい」❼[だけに]名詞「たけ(丈)」の転。 ✦品格✧[のみ]「許可を得た者のみが閲覧できる」[ばかり]「今回ばかりはそうもいかない」