[自五]❶[止] 活動しているもの(特に、移動しているもの)の動きがやむ。「心臓[洗濯機]が止まる」「横綱の快進撃が止まる」「車が玄関先に止まる」「ストで電車が止まる」書き方乗り物の場合は「停」 「駐」も使う。
❷[止] 作業や歩行を続ける手・足の動きがやむ。「ペンを走らせる手が止まる」「銅像の前で観光客の足が止まる」❸[止] 起こっていた生理現象がやむ。「痛み[咳・息]が止まる」「おかしくて笑いが止まらない」「悲しくて涙が止まらない」❹[止] 規則的・連続的に流れ動いていたものの動きがやむ。「大地震で電気が止まる」「物流[円高の流れ]が止まる」書き方電気・水道・ガスなどの場合は「停」も使う。
❺[止・留] 飛んでいた鳥・虫が物につかまって静止した状態をとる。「梅にウグイスが止まる」「かくれんぼする者、この指止まれ」❻[留] 動かないように固定される。また、固定することによって合わせ目がしっかりとふさがる。「この壁掛けは画鋲では留まらない」「太りすぎでボタンが留まらない」❼[留] 印象づけられ(て心に残)る。「街頭演説が通行人の目に留まる」「拙作が大御所のお目に留まる」「心に留まる名演奏」「目にも留まらぬ早業」
「泊まる」と同語源。可能とまれる名とまり(止・留)止(と)める/停止運休 休止 休戦 下げ止まる シャットダウン 寸止め 立ち止まる 停止 停車 停船 停戦 停電 停泊(碇泊) 停留 留まる・止まる 留める・止める 止める・留める(停める・駐める) 休む