[名]思うこと。また、その内容。「思いにふける」「留学への思いを断ちがたい」「まだ十分やれるという思いがある」「やっとのことで思いがかなう」書き分け![[参照]](Images/mingjing/gaiji/参照.svg)
[思う] ✦品格✧[感懐]「感懐を詠じる」[感慨]「感慨にひたる」[思考]「思考力」「科学的思考」「思考が及ぶ」[思索]「思索にふける」「解決方法を思索する」[思念]「神を思念する」[所感]「所感を述べる」「年頭所感」[所存]「精いっぱい努める所存です」[思慮]「思慮が浅い」[万感]「万感胸に迫る」★主観的、感情的なものを含む「思い」に対し、「思考」 「思索」などは論理的な判断を導き出すために行うという面が強い。
思う/思うアイディア 異存 一存 意中 覚える(憶える) 思し召し 思し召す 思い当たる 思い余る 思い合わせる 思い浮かべる 思い返す 思い込み 思い込む 思い過ごし 思い出す 思い立つ 思いつき(思い付き) 思いつく(思い付く) 思い詰める 思い通り 思い直す 思い巡らす(思い回らす) 思い遣る 思う(想う) 思惑・思わく 考えつく(考え付く) 感想 幻想 恋する 雑感 雑念 思想 思潮 偲ぶ 邪念 所懐 所感 所存 随想 寸感 存じ 存ずる 着意 着想 通念 念頭 発意 発想 妄想 余念
⦿思いが・する
そのような感じがする。「悔しい思いがする」
⦿思い半ばに過・ぎる
考えてみて思い当たることが多い。「いかに不満を抱いているかは思い半ばに過ぎよう」
『易経』にあることば。 ⦿思いに駆ら・れる
ある気持ちに激しく突き動かされる。「叫び出したい思いに駆られる」
⦿思いも掛けな・い
思ってもみない。まったく予期しない。「優勝できるなど思いも掛けなかった」
⦿思いも寄らな・い
思いつきもしない。思いもしない。「思いも寄らない結果になった」
⦿思い邪無し
心が素直で、偽るところがない。
『論語』にあることば。 ⦿思いを致・す
ある物事に心を向ける。特に、遠く離れた物事に心を向ける。「故郷の山々に思いを致す」
⦿思いを懸・ける
恋心を抱く。恋慕する。
⦿思いをさ・せる
感覚・感情の面で、そのような体験をさせる。思いを味わわせる。「悔しい思いをさせてごめんなさい」
⦿思いを・する
感覚・感情の面で、そのような体験をする。思いを味わう。「楽しい[いやな]思いをする」
⦿思いを遂・げる
予定・計画したとおりの結果を得る。特に、情交の思いを満足させる。思いを果たす。
⦿思いを馳・せる
遠く離れた人や物事に思いを及ぼす。思いをやる。思いを致す。「故郷の空に思いをはせる」
注意「思いを走らせる」は誤り。 ⦿思いを晴ら・す
もやもやした気持ちを取り去って、晴れ晴れした気持ちになる。特に、うさや恨みを晴らす。「積年の思いを晴らしてくれようぞ」
⦿思いを巡ら・す
あれこれと多方面に心を働かせる。「来し方行く末[先人の苦労]に思いを巡らす」
⦿思いを寄・せる
あることに心を傾ける。特に、異性などに恋慕の気持ちをもつ。