释义 |
[使い方]「ます」を用いた過剰な丁寧表現 ます [助動 特活型](ませ・ましょ–まし–ます–ます–ますれ–ませ・まし)丁寧 聞き手に対する丁寧な気持ちを表す。「電車が来ます」「なにをしますか」「早く戻りましょう」「一緒に行きませんか」「ありがとうございました」「お帰りなさいませ」「まらする→まるする→まっする→まっす・まする→ます」と転じた。使い方⑴動詞と動詞型活用の助動詞に付く。補助動詞「いる」に付いた「~て[で]います」は、話し言葉ではしばしば「~て[で]ます」となる。「本を読んでます」[いる[使い方]]⑵「私も行きますです」など、「ますです」には崩れた語感があるが、「ますでしょう」はそうではない(ただし、過剰な丁寧表現)。「随分掛かった筈ですから、さぞ困っていますでしょう<出典>〈鷗外〉出典>」「先生は今はどうしていらっしゃいますでしょう」⑶「です」 「ます」を付けず、丁寧でない常体(だ・である体)に対し、「です」 「ます」を付けた丁寧な言い方を敬体(です・ます体)と呼ぶ。敬体には、さらに丁寧な言い方である「でございます体」もある。⑷疑問の形は、次の順で丁寧さが増す。「ますか」「ませんか」「ませんでしょうか」 「ます」を用いた過剰な丁寧表現(カッコ内が標準的な表現)1固定化した慣用表現お気をつけましてお過ごしください(お気をつけて)これに懲こりませずにまたおいでください(これに懲りずに)2助詞のように使う、固定化した連語北京におきまして開催されました(…において)先生におかれましてはお元気のことと存じます(…におかれては)ご多忙にもかかわりませずお越しくださり(…にもかかわらず)環境問題につきましてお話しします(…について)御社にとりましては何よりです・お母様にとられましては、さぞご心配のことでしょう(…にとっては)お陰様をもちまして成功いたしました(…を以て)テレビによりまして知りました(…によって)3副詞・接続詞改めましてお知らせします(改めて)重ねまして御礼申し上げます(重ねて)差し当たりましてご報告します(差し当たって)従いまして試合は中止です(従って)それはさておきまして(それはさておいて)つきましては予定をお知らせいただきたく(ついては)取り急ぎまして御礼まで(取り急ぎ)4事物を修飾する表現閉まります扉にお気をつけください(閉まる扉)降りましたホームの中程の階段を(降りたホーム)*一般に、固定慣用化した表現は敬語にする必要はなく、これらの中で用いられる動詞に「ます」を付けるのは、本来は誤り。しかし、話し言葉や手紙文で丁寧表現として定着しつつあるものも多い。*「ご乗車になりましてお待ちください」 「お伺いいたします」など、尊敬・謙譲表現の中で丁寧の「ます」を使うのは適切だが、過剰な表現となる場合もある。 |