[動下一]
[自]❶長くその状態にあるうちに(また、たびたび経験するうちに)、当たり前のこととして受けとめるようになる。「異国の風習に慣れる」「単身赴任の生活に慣れる」「目が暗やみに慣れてくる」❷何度も経験するうちに、そのことがうまくできるようになる。習熟する。「新しい仕事に慣れる」「パソコンの操作に慣れる」「慣れた手つきで包丁を使う」❸道具などが体になじむ。「靴が足に慣れてきた」❹その人に対して親しみの気持ちをもつようになる。なじむ。なつく。「園児が新しい先生に慣れる」❺動物が人間に対する警戒心などをもたなくなる。「よく人に慣れた象」「野牛はなかなか人に慣れない」
《動詞の連用形や名詞に付いて複合動詞を作る》いつも…していて、それになじむ。また、それがうまくこなせるようになる。「使い慣れる・履き慣れる・住み慣れる・通い慣れる」「旅慣れる」
「狎れる」 「熟れる」と同語源。書き分け[馴] はなじむ意で④⑤で好まれるが、[慣] を使うことも多い。
文な・る(下二)名慣れ近付く/親近甘え 甘える 甘ったれる 甘やかす 打ち解ける 御馴染み 親しみ 親しむ 馴致 親近 親昵 親炙 近づく(近付く) 近づける(近付ける) 近寄せる 近寄る 馴染み 馴染む 懐く 馴れ初め フレンドリー