[他五]❶頭に載せたり顔につけたりして、その部分をおおう。冠する。また、頭からすっぽりとおおう。かむる。「頭に冠をかぶる」「帽子を斜めにかぶる」「頭から布団をかぶって寝る」「好人物らしい仮面をかぶって近づく」「猫をかぶる」書き方帽子などでは「▽冠る」とも。
❷(山や野を頭に、雪や雲を帽子に見立てて)野山に雪が積もることや山頂が雲に隠れることをいう。「雪をかぶった山が白く光っている」「頂上は雲をかぶって見えない」書き方「▽冠る」とも。
❸《「暈をかぶる」の形で》月や太陽の周囲に丸い輪ができる。「月が暈をかぶっている」
暈を笠に見立てる。 ❹《「皮をかぶる」の形で》他のものになりすます。着る。「人の皮をかぶった狼」「信徒の皮をかぶった悪魔の申し子」❺粉末状のものや液体などを上から浴びる。(多くは自然の作用にいうが、意図的な人の動作にもいう)「書棚の本が埃をかぶっている」「森の樹木が火の粉をかぶって燃え広がる」「水害で稲が水をかぶる」「頭から水をかぶって皮膚を鍛える」❻本来ならば引き受けなくてもよいものを身に受けてしまう。「殺人の罪[損害・不況の波]をかぶる」「委員長みずからが泥をかぶる」
[自五]❶〔新〕重なる。「予定[内容]がかぶる」「キャラがかぶっている」書き方普通かな書き。
❷撮影や現像の時の光の影響で、画像やフィルムが不鮮明になる。「この写真はかぶっている」可能かぶれる
水に関わる行為/浴びる浴びせかける(浴びせ掛ける) 浴びせる 浴びる 海水浴 掛かる(懸かる・架かる・係る) 掛ける(懸ける・架ける・賭ける) 被せる 行水 水浴 入湯 入浴 半身浴 水浴び 沐浴 湯浴み 浴する