[他下一]❶ある物事や事柄についてあれこれと頭を働かせる。思考する。特に、筋道を立てて問題や疑問を解決しようとする。「文章の構成をどうしようかと考える」「事故対策を考える」「海外旅行のプランを考える」「時間ぎりぎりまで数学の問題を考える」「考えてみれば他愛ないことだった」❷そのことを心に置いて、あれこれと思考や想像をめぐらす。「日本の将来を考えるといささかの不安が残る」「授賞式のことを考えて華やいだ気持ちになる」「あの日から結婚を考えるようになった」「考えてもみなかったことが起こった」❸周囲の状況などをあれこれと気遣う。考慮する。「安全性を第一に考えて設計する」❹新しい方法や技術などを工夫して生み出す。考案する。「弊社が考えました新しいシステムを御案内致します」❺物事について、疑念・予想・推測・希望・決意などの気持ちをもつ。思う。「いい試合になるだろうと考えている」「フィンランド語を勉強したいと考えています」「タバコは絶対にやめるぞと考えています」❻思索や推論の結果として、物事に判断を下す。理性によって判断する。「僕は通報者が犯人だと考える」「この事実から改革案は難しいと考えることができる」「この問題は深刻に[軽く]考えるべきではない」「…と考える」の形が多い。 書き方深くつきつめて考える意で、「▽勘える」とも。使い方⑤はほとんどの文脈で、②⑥はしばしば「思う」で置き換え可。「思う」は情緒的で、「考える」は理知的なニュアンスを伴う。文かんが・ふ(下二)名考え ✦品格✧[頭をひねる]「難問に頭をひねる」[案ずる]「一計を案ずる」[勘案]「損失と利得を勘案する」[考察]「考察を加える」[考慮]「考慮に入れる」[考量]「考量を加える」★「勘案」 「考量」は幾つかの事柄を考え合わせる意。
考える/考える案出 按ずる 一考 慮る 勘案 考え 考え事 考え込む 考え直す 鑑みる 勘考 観照 苦慮 考案 考察 考慮 顧慮 再考 再思 三思 思案 思惟 思考 思索 思念 思惟 熟思 熟慮 熟考 小考 思慮 深慮 推考 浅慮 短慮 長考 沈思 沈潜 発案 瞑想・冥想 黙想 黙考