[形]❶ものの数や量が小さい。少しだ。わずかだ。「この学校のバレー部は三年生より二年生(の数)が少ない」「この会社は休みが少ない」「この川は水量が少ない」「外国に行った回数は少ない」「予算を少なく見積もる」❷全体に占める割合や度合いが小さい。「水分が少ない」「賛成よりは反対が少ない」❸頻度や確率などが小さい。まれだ。「この地方は冬に霜が降りることは少ない」「成功する可能性は少ない(=小さい・低い)」❹年が下である。年少だ。「年は五つも少ないが親友だ」[多い]書き方「▼尠ない」 「▽寡ない」とも。使い方後に「そうだ」 「すぎる」が続くときは、「少なそうだ」 「少なすぎる」が標準的。「少なさそうだ」 「少なさすぎる」は誤り。派生–げ/–さ 「少ない」を表す表現雀の涙[蚊の涙/蚊の眼/蚤の小便]ほどもない・毛[毛の先・爪の垢・爪の先・兎の毛で突いた]ほどもない・針の目[針の先]ほどもない・露[ちり]ほどもない・数えるほどもない・九牛の一毛にすぎない*「~ほどもない」は、「~ほどしかない」の形に言い換えることができる。物事の性質/少ない一毫 一抹 一縷 一掬 一点 一片 寡少 希少(稀少) 極少 僅僅 僅少 最少 些細 些少 少少 少し 寸毫 寸分 露 微少 一片・一枚 微微 微塵 寥寥 僅か