［他五］❶切って細かくする。切り刻む。「包丁でネギを刻む」「豆腐を賽の目に刻む」❷物の形を作るために、素材から不要な部分を削り落とす。また、そのようにして物の形を作る。彫り刻む。彫刻する。「のみで木片を刻む」「仏像［能面］を刻む」❸板状の物などに線状のしるしなどを彫りつける。刻印する。刻する。「粘土板に文字を刻む」「記念碑に銘を刻む」「不朽の名を文学史上に刻む」使い方受身の形で、表面に線状のしるしや表情などが現れる意にもいう。「顔には苦労の跡［深い悲しみ］が刻まれている」
❹（等間隔の）細かい区切り目を入れるようにして、物事が進行する。「腕時計が無類の正確さで時を刻む」「ベースがリズムを刻む」「年輪を刻んだ（＝年を重ねた）顔」❺心にくっきりと印象づける。心にしっかりと記憶する。「あの日の感動は胸に刻んで忘れることがない」「深く心［脳裏］に刻む」可能刻める名刻み
切る／切断一刀両断 刈る（苅る） 切り返す 切りかける（切り掛ける） 切り込む 切りつける（切り付ける） 切る（斬る・伐る） 切れる 裁断 寸断 切断（截断） 削ぐ・殺ぐ 断ち切る 断つ・絶つ 裁つ 断裁 断裂 千切れる 捩じ切る 滅多切り・滅多斬り 両断