[名・形動]❶頭のはたらきがにぶいこと。また、その人。愚か(もの)。あほう。使い方人をののしるときや、己の愚かさを反省するときなどに使う(自覚の足りない私が馬鹿でした)。また、親しい相手に対して「君も馬鹿だなあ」などと使うが、公的な場では最大の罵倒語となる。
❷つまらないこと。何の益もないこと。「馬鹿も休み休み言え」「馬鹿なことをしてしまった」❸損をすること。「自分だけが馬鹿を見る」❹機能を果たさないこと。「ねじが馬鹿になる」❺一つのことだけにかかわっていて、広い視野からの判断ができないこと。「専門馬鹿・親馬鹿」❻《「馬鹿に」の形で》程度が並外れていること。「今日は馬鹿に寒い」❼《名詞・形容詞・形容動詞の上に付いて》程度が並外れている意を表す。「馬鹿力・馬鹿高い・馬鹿正直」書き方「馬鹿」 「莫迦」は当て字。「バカ」と書くことも多い。派生–さ 人の性質/愚か浅はか 浅ましい 阿呆・阿房 暗愚 迂愚 薄馬鹿 愚か 下愚 頑愚 愚 愚昧 愚劣 虚仮 浅薄 大愚 短慮 拙い 鈍臭い 半可臭い 凡愚 無知(無智)