释义 |
[使い方][使い方] せっ–かく【(折角・切角)】 [名・副]ある物事や行為が、大きな価値をもっているという話し手の気持ちを、その価値が有効に生かされたかどうかの観点からいう語。「a せっかくの御厚意ですからお受けしましょう/ b これではせっかくの景観が台無しだ」「c せっかく帰郷したのだから、しばらく滞在なさい/ d せっかくおいで頂いたのに何のもてなしもできません」「e せっかくですから、頂戴致します/ f せっかくだが先約がある」使い方⑴「せっかくの…」の形で価値の内容を体言で示す場合(ab)、「せっかく…のだから」 「せっかく…のに」などの形で価値の内容を用言で示す場合(cd)、「せっかくだから」 「せっかくだが」などの形で価値の内容を文脈で示す場合(ef)がある。⑵その価値が有効に生かされる場合は、原因・理由を説明する順接表現となり(ace)、生かされなかった場合は、多く無念や遺憾などの気持ちを暗示する逆接表現となる(bdf)。 [副]〔古風〕努力して事にあたるさま。「折角御静養なさるが可でしょう<出典>〈藤村〉出典>」 語源朱雲が五鹿に住む充宗を論争で破ったことを「鹿の角を折る」と評したという中国の故事に基づく(「折角」が本来的表記で、「切角」は当て字)。古くは、骨を折る(=苦労する)意で使った。 |