[自五]❶[極・窮] ぎりぎりの状態まで達する。また、この上ないものとしてそれがある。「感極まって泣き出す」「釣りはフナに極まる」❷[極・窮] 《形容動詞の語幹に付いて》この上なく…である。…極まりない。「失礼極まる話だ」「大胆極まる戦術を繰り出す」使い方「複雑 極まる/極まりない 操作」のように、「ない」はあってもなくとも意味が変わらない。
❸[窮] 行き詰まって動きがとれない。困り果てる。窮する。「進退窮まる」❹[極・窮] 続いていたものが(極限に達して)そこで終わりになる。「秋冷が極まり、やがて霜枯れの冬となる」書き分け①②④は[極] が一般的。③はもと「▽谷まる」が好まれたが、今は一般に[窮] を使う。 名きわまり