[副助](「ぐらい」とも)❶物事を示して、それとほぼ等しい分量や程度であることを表す。「大きさはピンポン玉くらいだ」「一メートルくらいの長さ」「一年くらい前の話」「真ん中くらいの成績」「このくらいのことなら僕でもできる」❷物事を示して、その程度が軽いことを表す。「それくらいのことでめげるな」「お茶を飲むくらいつきあえよ」❸低い程度の物事を示して、せいぜいそれだけと限定する意を表す。「せめて日曜日くらい休みたい」❹ある事柄が極端なことであることを表す。「あの温厚な人が大声を出すくらいだから、よほど頭に来たんだ」「あいつに頼むくらいなら中止した方がましだ」❺《「…くらい…はない」の形で》それが一番であることを表す。「彼女くらい努力する人はいない」「試合を棄権するくらいつらいことはない」名詞「位」から。使い方「くらい/ぐらい」は今は区別なく使うが、古くは、体言には「ぐらい」、コソアド系の連体詞には「くらい」、活用語には「ぐらい」 「くらい」ともに付いたという。注意時の疑問詞に付く「いつぐらいに始まりますか」 「何時くらいに伺えばいいですか」 「実施予定は何日ぐらいですか」などは、新しい使い方。正しくは「ころ」 「ごろ」を使う。 ✦品格✧[前後]「幅一メートル前後の布」[ばかり]「十日ばかり前の話」[ほど]「行列ができるほどの人気店」