[動五]
[自]❶[混] ある場所に人や物などが集まって、いっぱいになる。混雑する。「通勤通学で電車が混む」「車で道が混む」「客で行楽地が混む」❷[込] 行動の予定などがぎっしり詰まっている。「日程[予定]が込んでいる」❸[込] 勝負事などで負けが重なる。「負けが込む」❹[込] 仕組みや細工が複雑に入り組む。「手の込んだ仕事」
書き分け①は「込む」とも書くが、今は「混雑」をふまえて[混] が一般的。②~④は[込] を使う。
《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》[込] ❶中に入る。「海に飛び込む」「攻め込む・怒鳴り込む・転がり込む」❷中に入れる。「誘い込む・追い込む・詰め込む」❸すっかり…して、そのままの状態でいる。また、その状態になる。「座り込む・黙り込む・ふさぎ込む」「老け込む」❹十分にそのことを行う。「教え込む・煮込む」「使い込んだ万年筆」名込み
✦品格✧[立て込む]「店が客で立て込む」[ひしめく]「ブランド店がひしめく」[輻輳]「船舶の航行が輻輳する」
移動/入(はい)る入る 入れる(容れる・納れる・淹れる) インサート 陥る 落ち込む 陥れる 落とし込む 込める(籠める) 入り込む(這入り込む) 入る(這入る) 嵌まる・塡まる 踏み入れる 減り込む 横入り 割り込む混ざる/混雑ごった返す 混み合う(込み合う) 混雑 雑踏(雑沓) 立て込む 賑わい 賑わう 賑わす 犇めく 人混み(人込み) 輻輳(輻湊)