释义 |
[使い方]あちらを立てればこちらが立たぬ[使い方] あち–ら【▽彼▽方】 [代]❶話し手の領域にも聞き手の領域にも属さない方向、ならびにその方向にある場所を指し示す語。あの方向。向こう。(遠く離れた)あの場所。「あちらから誰か来る」「出口はあちらです」「あちらに席を移しましょう」❷遠く離れた外国を漠然と指していう。「あちらの暮らしはどうでしたか」「あちら風の生活様式」❸話し手の領域にも聞き手の領域にも属さない場所にある物を指し示す語。あの物。あれ。「あちらになさいますか」「こちらよりあちらが好きだ」❹〔三人称〕話し手・聞き手から離れた位置にいる人を指し示す語。あの方。「あちらはどなた様ですか」❺〔三人称〕こちらとは立場の異なる先方。特に、敵対する相手。あちら側。「あちらの都合も伺わなくては…」「あちらの言うままになっちゃだめですよ」 使い方①~③は「あそこ」 「あれ」より丁寧な言い方。くだけた言い方では「あっち」となる。④は「あの人」より丁寧な言い方で、現場にいる人を指していう。乱暴な言い方では「あれ」となる。⑤は「あっち」となることも多い。 ⦿あちらを立てればこちらが立たぬ 一方によいように計らうともう一方に悪くなる意で、物事が両立しないたとえ。 「両方立てれば身が立たぬ」と続ける。 |