[名]❶必要な量を越えて残ったもの。残り。残余。「余りが出る」「月々の余りを預金に回す」「余りの時間で答案を読み直す」「カレーの余りを冷凍する」❷割り算で、割り切れないで残った数。「三を二で割ると、余りは一だ」❸《感情や動作を表す語を受けて》それが原因となってある結果が引き起こされる意を表す。~が過ぎたその結果として。「喜び[苦しさ]のあまり泣き出した」「勢いのあまり転がり落ちた」「成功を急ぐあまり失敗した」使い方「不安」 「不満」などは、状態を表す場合は「…なあまり」、ことがらを表す場合は「…のあまり」という(生活が不安なあまり・つのる不安のあまり)。「熱心」は単独では「…なあまり」というが、「仕事熱心」のような複合語では両形とも使われる(仕事熱心な/仕事熱心の あまり)。
❹[形動・副]物事が普通の程度をはるかに超していること。度を過ぎていること。あんまり。「あまりの剣幕に驚く」「あまりな仕打ちだ」「あまりに気の毒で見ていられない」「あまり怒り過ぎると血圧が上がるよ」[副]《打ち消しを伴って》たいして。それほど。あんまり。「成績はあまりよくない」「この話はあまり知られていない」(造)《数を表す語に付いて》それより少し多い意を表す。余。「二百余りの申し込みがあった」「ひと月余りが経過した」余る/残る余る(剰る) 書き残す 消え残る 残存 残部 残余 残留 残量 取り残す 名残 残す(遺す) 残り 残る(遺る) 焼け残る余る/余り余る(剰る) 浮く お零れ 過剰 月余 剰員 剰余 残る(遺る) 余 余計 余剰 余分