释义 |
[使い方][使い方] さ・える【▼冴える】 [自下一]❶月・星などの光が、(寒空に)くっきりと澄んで見える。さやかに澄んで見える。「夜空に星が冴える」「月が冴える」「冬の星座が大空に冴える」❷音・声が澄んで、くっきりと聞こえる。「笛の音が冴える」「冴えた声」❸色がくっきりと鮮やかに見える。「白い花弁が点々として月の光に冴えた<出典>〈漱石〉出典>」❹ぼんやりした頭の働きが鋭さを増す。特に、神経がたかぶって眠気がなくなる。「勘が冴える」「頭が冴えてきて眠れなくなる」❺表情や気分がすっきりと晴れる。すかっとする。「顔色[表情・気分]が冴えない」 「冴えない」の形が多い。 ❻技術・腕前などが鮮やかに発揮される。「腕[包丁さばき・ベテランの味]が冴える」「毒舌と皮肉が冴える評論集」❼《「冴えない」の形で》際だったところがなく物足りない。ぱっとしない。「見かけは冴えないが頭は切れる」「成績がいま一つ冴えない」❽寒さが厳しくなる。また、(凍りつくかのように)冷え冷えと感じられる。「冬たけなわにして寒気冴える今日この頃、…」「晩秋の冴えた空気は地上の凡てを乾燥せしめる<出典>〈長塚節〉出典>」文さ・ゆ(下二) |